創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
社会の固定観念 いより
創造には、情念の力がいる。芸術における創造はもちろん、あらゆる学問にも、また日常生活にもそれはいえることだろう。余談になるが、よく企業のパンフレットなどに、「消費者のニーズをよく捉えて……」などと書かれているが、この表現はあまりよいとは思えない。ものを創る過程には、総じて飛躍というものが必要である。私は、「必要だからする」というのではなく、「したいからする」という内なる熱い動機を大切にし、「ウォント」を持って生きていきたい。
そのための方法としては第一に、目標を定め、その目標を実現させるための実力をつけることと、強い信念を持つことだ。例えば、中学生では行きたい高校が決まってなく、ただただ勉強してるのではなく、行きたい高校を決めて、その高校に必要な実力をつけていった方が確実だと思う。
また、第二の方法としては、社会の固定観念に惑わされないことだ。いい高校に行っていい大学に行って就職してはたらくより、自分の好きなこと、得意なことを好きなようにやった方が不可能と分かっていても、社会の固定観念に惑わされる事ないので、いいと思う。それに、そっちの方が自分が慣れていることなので成功すると思う。
確かに現実的に考えるのも大事だが、自分の心の内の考えを見極める事も大切だ。しかし、『知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。』という名言があるように、私は自分の内側から湧き出るような熱意を大事にして物事に取り組んでいきたい。
講評 sugi
今回も目標字数を超える作品。キーワードも完璧。最近の優君は本当に調子がいいね。
「ウォント」という言葉がキーポイントになるのだけれど、さすが「ウォント」を持って日々生活している優君だけあって、書きたいことはたくさん出てきたね。高校入試の話では、ただ成績をあげるという目標ではなく、この高校に入りたいという強い気持ちがあるとどう違うのかな。「確実だと思う」の部分を説明すると、勉強に対する姿勢が変わってくるという話になりそうだね。
社会の固定観念に惑わされないという第三段落の話、「自分が慣れている」という部分はもう少し説明が欲しいところ。不可能と思われるほどの困難が伴っても、自分の中に情熱を持っていれば乗り越えられるという話になるのかな。
今月は本当によくがんばっているね。このペースで続けていきましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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