創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
敵 たぬき
私たちは内部に敵を作らないように、努力を惜しまず、一人一人が強くなっていくべきだ。
まず第一の方法として、できないこと、うまくいかないことを、人のせいにするのではなく、自分の努力、やる気がないと考えるということだ。サッカーをしていると必ず自分のミスでも他人におしつけてくる人がいる。自分がパスミスをしても「おまえがちゃんと動かないからだ」と言うのだ。すると、みんながその人にミスをなすりつけるようになり、どうしようもならないような状態になってしまう。そうすると、どうしても安心感や優越感がうまれる。ミスをなすりつけられる側にとっては、安心感、優越感はとても怖い。安心感、優越感は、ときには相手を傷つける。
そして、第二の方法として小さいときの教育を徹底するということだ。最近いじめの問題が増えてきている。でも、中学生以上になると先生は生徒を恐れて、厳しく注意しなくなる。(厳しく注意する先生もいるけど)。いじめは自分の立場が下がらないために他の人を変わりにいじめるケースが多い。誰かを犠牲にするのだ。そうならないためには、小さいときから「友達と仲良くする」といったことを、頭に埋めこませることが大事だと思う。でも、効果はあまり期待できないそうもない。
確かに、わかりやすい目標を持つことは必要だ。でも、内部に敵を作らないような奥深い人間になることのほうが重要である。敵は人間ではなく自分の安心感である。
講評 jun
どうにか600字をこえたね。むずかしい課題でよくがんばりました。
第一段落は、意見の前に要約か状況説明を入れると、ほかの段落とのバランスが取れます。なるべく段落ごとのボリュームが同じくらいになるように書いていきましょう。
内部に敵を作らないための方法の一つ目には、のと君らしく、サッカーの話を挙げながら考えることができました。もう一つの方法は社会的な観点から考えたところがいいですよ。これは実例の書きやすい方法をよく考えましたね。(笑)「でも、効果はあまり期待できそうもない。」というところはまさにユーモア表現。
結びは、反対意見に対する理解の部分がやや不明瞭なのでもう一工夫必要です。名言も自力でよく考えました。
☆作文テストは合格です。おめでとう!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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