国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「ニーズ」と「ウォント」   うせゆ

 「必要」の意味には英語でニーズとウォントの二通りある。しかし、同じように「必要」と訳されながら、この二つの言葉の実際の意味は、かなり違うのだ。「ニーズ」という言葉は、空想的にいえば、外部の状況を判断して、割り出した必要性であり、「ウォント」は、自分の内部から出てくる必要性である。私は「したいからする」という「ウォント」という言葉のような生き方をしたい。
 そのための一つ目の方法は、自分が本当にやりたいと思うことの目標を持つことだ。勉強するときに何の目標も持たずにはあまり効率良くできないと思う。また、勉強だけでなく部活などでも同じことだ。私も部活をやっているが、もし練習試合や大会などの公式戦がなかったら今のようにまで頑張れないと思う。試合に勝つという大きな目標があるからこそ毎日の練習に参加し、上手くなりたいと思うのだ。
 二つ目の方法は、社会の固定観念に惑わされないことだ。いい学校に行くとか、いい仕事に就くということを求める人がいるが、そんなことより自分が本当に行きたい学校に行って、自分のやりたいことに合った仕事をするべきだ。自分の人生は、一度しかなく、とても貴重なものだ。こんなに大切な人生をニーズのような考え方で生きてしまったらつまらない。
 確かに、「ニーズ」いう言葉のように割り出す必要性も大切だ。しかし、「人生に意味はない。あるのは欲望だ。欲望があるから、バラはバラらしく花をさかせている。」という名言があるように、私は「したいからする」ということを大事に生きていきたい。

   講評   jun

<第一段落>
 ニーズとウォント、それぞれの言葉の意味についてまとめることができました。義務感でするよりも心の底からやりたいと思うことをするのが理想ですよね。
<第二段落>
 一つ目の方法には、勉強や部活を例に挙げながら目標を持つことがやる気につながるという意見が書けました。部活の例は、自分の体験からもっと具体的に書けそうですね。
<第三段落>
 一度しかない人生をニーズのような考え方で生きてしまったらつまらないとは、もっともな意見。誰のための人生かを考えるべきですね。
<第四段落>
 反対意見に対する理解の部分がわかりにくいのでもう少し説明が必要です。名言の引用はぴったりですね。
     

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