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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   間と内容   うすも

 話し上手と呼ばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」を取り入れている。適宜、風を吹かせながらの饒舌であれば、聞き逃されることも少なく、風のあいだに相手が連想し想像し思考する余裕を与えておいて、更にたたみかけるのもいい。余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われる。思わせぶりな「間」は、いい余韻にも余情にもならない。私達は間を生かしそれにふさわしい内容を備えることを心がけなければならない。
 第一の理由は、何事も、緩めるところがなければ、力が発揮できないからだ。例えば、勉強。勉強は私の場合、頑張ってばかりでは疲れて、すぐに寝てしまう。だから、集中するところと、息抜きをするところとを、区別しなければならないと私は思う。そうしなければ、効率よく物事が進まない。
 第二の理由は、間を取ることで、注意を引くことができるからだ。私が通っている学校の、生物の先生の授業は、とても表情がある。大切な部分は、大きな声で、おおげさに、間を取りながら言う。そして、黒板に、その文字を大きく大きく書く。無表情な授業では、どこがポイントなのかよく分からない。
 確かに、話の内容を充実させることも大切だ。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言があるように、「間」を生かしながら、内容を充実させるよう、努力しなければならないと思う。

   講評   kira

 紗帆ちゃん、こんにちは。得点が伸びてきましたね。論理的な組み立てと、話題のひろがりのバランスがとれています。
 私たちは便利な文明社会に生きているのとひきかえに、とてもせっかちな時間を過ごしているような気がします。なんでも速いのが良いのです。そういう風潮があります。コンビにもファーストフードもそうだね。「うまい・はやい・安い」なんて店もあるね。けれども大切なのは「間」なんだね。心のゆとりという気もしてきます。
 勉強はそのベストの方法はめいめいが見つけるしかないですね。自分のなかでめりはりをつけていくことが大切でしょう。
 中学に進んで、いろんな先生の授業を受けるから、よく伝わってくる先生の授業は自然とわかってきますね。間をとれる先生は、生徒と語り合える先生なんだろうね。
 内容(量)ばかりを重視して、詰め込み詰め込んでいく勉強の方法から、しっかりと自分の方向を見つめ足取りを確認するような方法に切り替える必要があると感じました。
   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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