国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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「牛のお通りで電車がとまる」を読んで サスケ
ぼくはこの話を読んでいちばんおもしろかったのは、インドの人たちが牛を神様のように思っていることです。日本では考えられません。
インドの八わりの人がヒンズー教のしん者で、ヒンズー教では牛を大切にします。だから、神様である牛は食べたりしません。同じように、ブタを食べない人たちもいます。それはイスラム教の人たちです。その人たちはブタを神様と思っているからではなくて、ぶたをけがれたものと思っているからです。同じ食べないでも、まるでプラスとマイナスのように、理由が反対なのでふしぎです。
ヒンズー教やイスラム教の人たちは、左手をきたないものとして、食事やあく手のときに左手を使いません。もし、ぼくが左ききだったら、インドなどに行ったらふべんかなと思います。
ぼくはこの話を読んで、国やしゅう教によってしきたりや考え方がちがうことがわかりました。そのことを知るのは、いろんな国の人と友だちになるのに大切なことだと思います。
講評 nara
先生は、インドに行ったことはないけれど、自分の目で、「牛のお通りで……」という光景(こうけい)を見てみたいなぁ。頭ではわかっていることでも、じっさいに、自分の目で見ると、すごくびっくりするだろうな。
ヒンズー教とイスラム教のこと、よく知っていたね。「○○を食べない」という理由が正反対という、ふしぎでおもしろい話を見つけ出せた。ほとんどの日本人にとっては、どちらもふしぎに思えてならないね。「何を食べるか(食べないか)」だけでなく、食事のマナーなどもずいぶんちがう。左手の話、たしかに、左利きの人はたいへんだろうな。日本でも、50年くらい前までは、左利きはあまりよくないと思われていたようだよ。今はそうでもないみたいだけれどね。
まとめにとてもいい意見が書けた。みんなが同じということはありえない。ロボットだったら別だけれどね。それぞれの国のれきしやとちがらや気候など、いろいろなことがからみあって、しきたりや考え方があるのだね。同じはずはない。ちがう人どうしでも、なかよくなるためには、まず「知る」ということが何より大切だ。
短めだけれど、いい感そう文が書けたね。「一番○○なこと」「にた話」「思ったこと・わかったこと」これが感そう文の大切なポイント。すべて入れられているから、短めでも、なかみのこい感そう文になっているよ。
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