創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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私達の言語の見直し うるよ
この頃、よくテレビなどで「日本語」の問題を頻繁に取り上げている。近頃の日本語は「崩壊」しているというのだ。私は、それはどうも文法的な問題ではなく、日本語特有の情感や風情が失われつつある、という事だと思う。日本語は、あの辞書の厚さに見られるように、とても豊かでバリエーションに溢れる言語であると私は思う。外来語のどこかつっけんどんな感じと違い、血が通っているような気がするからだ。
だが、それ故にこの日本という国に生きていないと、理解しづらい言葉や、言い回しがとても多い。例えば、一人称の多さがあげられるだろう。日本語は、性別はもちろん、時と場合、身分、更には手紙の時などにも使い分けがある。それは、英語のように「I」だけではとても収まりきらない日本人の独特の心理を表したものであって、とても他の人々の理解の及ぶところではないだろう。だからこそ大事に守って欲しいと私は強く願う。それだけ日本人は感受性豊かだという事なのだから。
私は、「自分の国のことばを改めて見直す」事を勧めたい。日頃何気なく使っている言葉からこそ学ぶこと、得る事は多いのではないだろうか。今の美しく、豊富な日本語を後の世代に伝えていく為にも。
講評 jun
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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