国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間だもの   ミニまろ

 人間の子供は、いや、子供だけに限らず人間は“勉強”“学習”ということをする。と言うより、しなくてはならないのだ。人間にとって学習は大切なことだ。では、なぜ人間にとって学習は大切なのであろうか。
 第一の理由として、人間には生まれつき備わっている能力が少ないからだ。では、生まれつき高い能力が備わっている動物とは一体何なのかというと、例えば“ウマ”である。そもそも、人間の子供は生まれてから二本足で立って歩けるようになるまでに、最低一年はかかるものだ。けれども、ウマの子供はというと、生まれてから何分も経てば、少しよろめきはあるものの立って歩けるようになる。その理由は、おそらくウマの子供は生まれてからすぐに歩けるようにならないと、天敵に襲われてしまう危険が
あるからだ。ウマに限らず、自然界で暮らす動物は、生まれつき自分の身を守る能力が高いと言える。一方、人間の子供は天敵に襲われる心配がないので、自分で自分の身を守る能力が備わっていなくても良くなったのだ。それにしてもウマの子供の能力と生命力には驚かされたものだ。
 そして第二の理由は、人間は学習をしないと成長できないからである。先程も述べたが、人間には生まれつき高い能力が備わっていないのだ。人間が生きていく上では、身体的な能力だけでなく精神的な能力も必要とされる。特にマナーは人間同士で友好的で平和に暮らしていく上で最も重要なものである。もしもマナーを学習しない人間ばかりになったら、どうなるか? 例えば戦争。始まりはある一人と一人との小さなケンカが段々と大きくなっていき、ついには国同士の戦争へとスケールが大きくなっていく。マナーを知らない人間たちはさらに戦争の勢力を増してく。その結果地球の自然は破壊され、動物や人間の住めない星になってしまうであろう。そんな人間たちは地球から追い出されるに違いない(笑)。そんな地球にならないためどうすればいいか、ということを考えられる生き物は、人間に他ならないのだ。
 学習と言っても机に向かってするのだけが学習ではない。人間はとび回ったりすることで身体能力を高め、遊ぶことで人間関係やマナーを学習することもできるのだ。「人間は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである」という名言のとおり、人間はたとえ生まれた時の能力が未熟でも、生まれつき持っている学習能力を発揮して平和で豊かな人生を送っていかれると私も思っている。人間は学んでこそ人間なのであるから。

   講評   nara


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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