創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   運河に住む水鳥たちの成長日記   ウサリン


「そよそよ」
 寒かったオランダもようやく春になり暖かくなった。私もオランダ・アムステルダムに来て二ケ月。そして私が大好きでよくパンなどをよくあげている水鳥たちも、ヒナが生まれた。そしてどんどん大きくなった。そして私はパンなどをあげるついでにヒナを観察し続けた。
 まず、水鳥で特にみんなから知られている『あいがも』の成長から。だいたい生まれたのは五月の上旬ぐらいだった。最初、ヒナは、かくれんぼをしているかのように、草の間にかくれていた。パンは『母がも』が口うつしでしか食べられなくて、「チー、チー」と鳴いていた。そしてあまり固いのが食べられないのか『母がも』はよく水につけて、ふやかしていた。
五月下旬ごろにはさらに大きくなっており、もようもはっきりしていた。自分で食べられなかったパンも、今は親がもと猛スピードでうばいあう。パンを投げると飛んできた。今は六月、子がもたちはますます大きくなっていた。
 次はあまり日本では見られない鳥の成長。その鳥は体全体が黒。そして頭だけ白。ユニークなもようだ。その色のバランスを見てお母さんが、
「良いぼうしかぶっているねぇ。」
とうらやましそうにいっていた。きっと頭だけ白いからぼうしに見えたのだと私は思う。私は、
「あれ、あそこにあるのっていがくりじゃないの?」
とびっくりした。ヒナは色も形もいがくりぼうしをかぶったようだった。私がパンを投げたら母鳥はどういう行動をするか、実際に私はパンを投げてみた。すると母鳥は自分で取ったパンなのにヒナにあげていた。私は「すごくやさしいな。」と感心した。この鳥も「チー、チー」と鳴く。
 私は、約一ヶ月間水鳥を観察し続けて二種類の鳥たちの性質が分かった。『あいがもは自力でがんばっていて、二番目に説明した鳥はヒナ思いでやさしい』という事が分かった。

   講評   yuu



かなちゃん、こんにちは。
 とても面白い観察日記になりましたね。これが作文用紙だったら……と想像してしまいました(^^*) きっとかなちゃん画伯による水鳥たちのかわいいひなの絵が見れたでしょうね……。
 かわいい小さなコガモの様子を字で書いて説明するのはたいへんでしたね。一生懸命書いてくれている様子がとてもよく伝わってきましたよ。そして鳥たちの健気(けなげ)な可愛らしい様子もしっかり伝わってきました。
 書き出しの工夫では、オランダの良い季節の到来を思わせる叙情的な一文ですね。


 パソコンで作文を書くようになって、難しい漢字もだいぶ覚えてきましたね。語句もそうですし、全体の句読点のバランスも急ピッチでレベルアップしています。これからがますます楽しみなかなちゃんの作文です!!
                   
 

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