国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   事実のありかた   うつと

 ノンフィクションの書き手は、在るものを映そうとし、フィクションの書き手は、在らしめるために創ろうとする。フィクションが多ければ多いほど真実に近づいていくっていう経験を今度しましたね。ノンフィクションとは、真実の断片による、真実に関するひとつの仮説にすぎないのだ。

 確かに、ノンフィクションは良いと思う。真実をありのままに伝えることで、相手がよく理解することができる。真実は変えることができない。真実を伝えることはときには、大変なことでもあるが、それだけ大切なのである。

 僕は、この頃テレビでイラクのニュースをよく見る。よく数人の兵士が死んだというニュースを見る。僕は、こういうニュースを国民に伝えることはよいことだと思う。今イラクの状況はどういうふうなのかがわかるからだ。


 しかし、フィクションも良いと思う。事実を伝えても理解するのには限界がある。フィクションを加えることで理解できたりする。事実に近づくという事もある。
 僕は今までにいろいろな本を読んできた。そして感じることは、物語なのに
本当のことのように思えたり、実際にありそうなことが現実より物語などのほうが理解しやすかったりすることだ。フィクションは、作り話だけど、だからといって事実とは全く関係ないともいえない。

 ノンフィクションも良いことであり、フィクションも良いことであると思う。
「いかに飽きずに続けるのではなく、飽きることと続けることとをいかに両立
させられるというこが大切だ」という名言があるように、大切なのは、ノンフィクションもフィクションもうまくつかいわけることだ。

   講評   kira

 守くん、こんにちは。「事実は小説より奇なり」という言葉があって、小説というつくりものフィクションはかなり奇をてらったものとしてとらえられているんだね。でも最近はそれを超えるような驚きの事件が起こります。
 「ノンフィクションの書き手は、在るものを映そうとし、フィクションの書き手は、在らしめるために創ろうとする。」要点になる文ですね。ここが筆者の主張です。
 イラクのニュースで「ノンフィクション」の大切さを言おうとしました。いい例ですね。ここは段落のはじめにまず立場となる意見を一文で示しましょう。「ノンフィクションで真実をありのままに伝えることは大切だ。」といったものです。そのあとイラクの報道を具体的に書いていこう。真実が垣間見えるような報道もあれば、賛成意見をあおるかのような安易な内容もありますね。どちらも書いていくといいでしょう。
 「フィクション」のほうは一文で意見が書けています。小説や何かの作品になるときは、そこに書いた人の視点が加わるから、自分だけで事実を見たときよりもよりいきいきと見えてくるのでしょうね。学校で運動会の作文を書いたりしたときに、書き手によってずいぶん印象が違ったりしますね。
 総合化は折衷案にしたんだね。たしかに使い分けは大切。報道合戦などという言葉がありますが、加熱するのでもなくまた抑圧されることもなく、オープンな社会であってほしいですね。そのためには、報道するものの責任・良心も問われそうです。
    

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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