国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日1924 合計54260
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   複雑で奥の深い日本語   スマイリー

 日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない、内輪の言語、つまり部族言語だ。私たちの母語である日本語は、いま徐々も外の支店を加味して整理される芽生えがでてきている。これが五十年、百年とおとろえなければ日本語も大きく変わるだろう。外国人がフランス語を学ぶのが易しいのは、人工的に整理させたフランス語だからだ。ところが日本語にはそれがない。国家的な事業としてこの問題にお金をかけて取り組むのがこれから先とても大切になるだろう。(要約)
 日本語には方言というものがある。方言はその地域独特なものだから、日本人でも難しい面もある。現に私も担任の先生が方言を使って、分からない言葉がでてきたこともある。例えば、国語の授業が終わったとき。キーンコーンカーンコーン。チャイムが鳴った。そうすると先生は、
「はい。教科書なおして。」
と言った。みんなは(生徒)少しざわめきなおしてってどういう意味?と聞いた。(体験)さてこの意味は?実は、しまってという意味なのだ。みんなも納得して方言の話ですごく盛り上がった。これは今でもよく言って、もう普通になっているが...。ほかにも方言はいろいろ覚えた。でも、日本語学びたての外国人がこの会話を聞いたらわけがわからなくなってしまうだろう。私は結構方言なども好きだ。方言などの内部の視点は残して、外国人にも学びやすい日本語を作っていったらいいと思う。まるで、箱をあけたら箱があって、その箱をあけたらまた箱がある...。一番外側の箱は外国人にも学びやすい整理された日本語で、だんだん奥が深くなっていき、一番小さな箱は日本人にしか分からないような大切で、複雑な日本語だ。
 日本語はたくさんの言語が重なり合ってできている。書き方の種類ではカタカナひらがな漢字。言葉の種類はありすぎてわからない。五年生のころ、国語で敬語について学習した。私がおどろいたのは、敬語の中にも種類があることだ。少し複雑すぎるのではないだろうか、と私は思う。こういう部分を少しずつ刈り込んで分かりやすい日本語をつくったらどうだろう。
 日本語とは、複雑だけどそれだけ奥が深いものだと思う。人間にとって生まれ育ったところの言語とは、いつまでも残しておきたい宝物だ。だけど、それをたくさんの人に知ってもらい、外からの視点もいれていけばもっといいものになると思う。日本語もそれと同じように外からの視点をたくさんいれて覚えやすい外国人にも分かりやすくなればいいと思う。

   講評   jun

 言葉に関する長文で、感想文が書きにくかったと思いますが、短い時間でこの字数、この内容は立派です。要約も大切なところをすっきりとまとめることができています。
 日本語のむずかしさの例として方言を挙げたところはよく思いついたね。担任の先生の方言をうまく実例として挙げることができました。確かに、方言はわかりにくい日本語の一例ですが、スマイリーさんも書いているように、方言も味があっていいものですよね。何重構造にもなっているような日本語のをたとえを使って表現したところはお見事です。
 第三段落では、文字についてや敬語についても触れることができました。日本語を複雑にしている要素はいろいろなところにありますね。
 最終段落のまとめ方もすばらしいの一言。六年生で、これだけのまとめ方ができれば言うことありません。「人間にとって」というキーワードも自然な形で入ったね。内側からの視点だけではなく、外からの視点を取り入れながら日本語について考えてみるといい方策が見つかりそうですね。
                        

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)