国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   手話   クリリン

   
 わたしは、最近「オレンジデイズ」というドラマを見ている。理由は、ストーリーが面白いとか、キャストがいいとかいろいろある.でも、このドラマに惹かれた理由の1番のものは「手話」を使っているところだ。普通、ドラマでは字幕になることがほとんどなく、ましてやキャストが一言もしゃべらないなんてはっきり言ってありえない。でも、このドラマではそんな普通ではありえないことは成り立っていてすごいと思った。
 わたしは、中2のときにクリスマスの奉仕活動で「手話」をならった。そして、実際に耳の聞こえないかたからお話を聞いたことがある。そのときは、今みたいに「手話」がクローズアップされていたわけでもなくて、はっきり言えばあまり興味がなかった。というのも、「世界にひとつだけの花」の手話を教えてもらっても、難しくてさっぱり分からなかったからだ。これはわたしだけではなくて周りの友達もみんなそうだった。だから、今習ったことをまったくといっていいくらい覚えていない。わたしが「手話」をつかう機会なんてこれから先にあるかどうかもわからない。でも、簡単な挨拶でもいいからなにか1つ知っていたらちょっとかっこいい気がする。将来、福祉とかそういう仕事をしていなくてもバイトで接客をしたときに耳の聞こえない人が来るかもしれないし、世の中いつどんなことが起こるがわからないから、「ボンジュール」しか知らないフランス語みたいな感覚で「手話」を知っているのはいいことだと思った。
 今は昔より、バリアフリーとか障碍を持っている人に対する偏見をなくすという動きがさかんになっている。だから、わたし自身今すぐ何か大きな行動を起こそうとするのではなく、まずそのような人たちについて知り、理解を深めることが必要だと思った。そして、時代のニーズに合った知識を得て、自分なりにそれ相応の行動ができればいいなと思った。

   講評   iwa

一つのドラマをきっかけに、自分の世界が広がっていく。これほど素晴らしいことはないよ。
 先生もこのドラマを欠かさず見ています。クリリンちゃんの言うように「手話」にとても心惹かれます。人間にとってきっと「しゃべること」というのは当たり前にとらえがちのコミュニケーションの手段なんだろうけど、このドラマで繰り広げられる手話を見ていると「話す」というのは幾通りもの方法があるんだなあと実感します。何かを伝えたい時の表情・しぐさ・・・。私たちが忘れかけている何かを、教えられる思いです。
 クリリンちゃんの実体験がこの文章を生き生きとさせていますね。最後の「何か大きな行動を起こそうとするのでなくまずそのような人たちについて知り・・・」という一文がキラリと光ります。そう。すべては「知る」ことから始まります。「知る」ことから次のアクションが生まれるのです。
 とってもすてきな作文だったよ!がんばったね★

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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