創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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私たちが欲しいものは…? しっぽ
今や日本は優れた文化の持ち主である。今、どの国にもパソコンがあり、車があり、素晴らしい発明品がある。しかし、そのどの製品も、日本と他国では使う目的や求めるものが違う。
例えば日本で最近開発されたロボット『アシモ』は、歩いたり踊ったりするなど、人間の生活に定着しやすく、また癒しを与えるものとなっている。しかし、中国で新しく発表されたロボット、『先行者』はそれとは対照的な戦隊ロボットである。彼はとても優しい顔をしているが、股間から発砲する恐ろしい兵器である。中国と日本のこの差は何だろう。これらの国は、ロボットに対して求めているものが全く違う。片方は人間との共存をテーマに、またもう片方は攻撃に重点を置いている。これは文化の異なりから生まれた差異である。たくさんのものが溢れている中で、本当に求めているものだけを選ぶということが必要なのである。
確かに、最先端のものを取り入れる、という柔軟性は自身の発展のためにも必要なことである。しかし、いくら他国の文化が自国のものより勝っているといっても、ただそれを我武者羅に取り入れるのではなく、自分なりに消化して独自の文化に作り変えなければ、よけいに文化を退化させるだけなのである。
講評 nane
500字に縮めにくい文章だったでしょう。
アシモと先行者の対比ということで書くとすると、自国の文化を生かすという主題では、実例のわりに意見が大きすぎる印象になる。「同じロボットでも、文化によって位置づけが異なる」という感想のようなものでもよかったかもね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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