低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2356 今日1119 合計10473
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   絶滅寸前の動物   うここ

トキのように絶滅寸前にまで追いこまれた動物や、その数を激減させている植物を救おうと努力する姿は、「人間の良識」と評される。人間の良識とは、その数が激減している動植物に対し、早急に保護の手を差し延べることである。絶滅が確実視されるまで放置したあとで、救済努力を傾注するということには、大きな矛盾を感じる。
絶滅とあまり関係はないが、都心でもよく見かけるタンポポ。しかし、純粋な日本のタンポポは、ほとんどないらしい。ほとんどが外来種との雑種。辺り一面のタンポポ畑でも、その中のほとんどが雑種で、もともと日本にあった種類のタンポポはほとんどないらしい。まるで、絵本などによくある「本物はどれでしょう。」というようなものだ。動植物の絶滅のかげには、外来種、というものがひそんでいるのではないだろうか。
私は、日本に住んでいたとき、友達と2人で、おたまじゃくしをかえるになるまで育てたことがある。そのおたまじゃくしがかえるに育ったときのうれしさは、言葉で言い表せないほどのものだった。動物を捕獲してはいけないということは、子供たちに生命の誕生の素晴らしさを教えることができないということになる。それが、動植物を絶滅の危機におとしいれ、時には手遅れになってしまうということにつながっていくのだと私は思う。
私たちは、絶滅寸前という言葉を聞くまえに、手を打っておかなければならないということが分かった。なぜなら、絶滅寸前という言葉を聞いてからでは遅いかもしれないからである。

   講評   ita

こんにちは、有紀ちゃん。とても内容のある感想文が書けたのではないかしら? 体験実例の適切さは素晴らしい! きっと才能があるのだと思います。
<第一段落>
 要約はだいたい200字位が妥当だと思います。ただし、要約の内容はしっかりまとまっているのであまり気にしないでね。
<第二段落>
 タンポポが実は外来種ばかりというおもしろい実例が挙がったね。段落最後の有紀ちゃんの見解がとてもいい! 「絶滅の影には外来種の影響がある」なんて、とてもおもしろい視点です。確かにザリガニにしろ、ブラックバスにしろ、日本の在来種をおびやかしていますね。これらの外来種がどうして増えてしまったのか、その答えを書くとおもしろいかもしれません。人の何気ない行為が大きな問題へつながるということになりますね。
<第三段落>
 これもとてもいい段落だよ。論理の展開はいいのだけれど欲を言えば一つだけ、「生命の誕生のすばらしさを知らなければなぜ動植物の絶滅につながるのか」の答えを自分なりに考えて書いて欲しいな。小学六年生とは思えない論理的な段落になること間違いなしですよ。
<第四段落>
 「わかったこと」は理由を入れながらうまくまとめました。第二、第三段落の実例がとてもいいのでこの二つの段落も含んだ大きなまとめをしてみよう。
         

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)