国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   個性   たぬき

 真面目にこつこつ努力することはもちろん大切だ。しかし、もっと個性を生かし、ひらめきを大事にするべきだ。
 まずは、自分を信じる事が大切だ。自分にはこれといった、特技もないし芸もないと悲観的になってはいけない。誰にでもいいところはある。たぶん、特技がないと思っている人は、自分のその良さに気付いていないのだ。私も、ピアノがひけるといったような特技はもっていない。でも、誰にも負けないと思っていることが一つある。それは、サッカー選手の名前、サッカーのクラブの名前など、どうでもいい知識をたくさんもっていることだ。でもこれはサッカーが好きな証拠でもあり、将来役に立つ可能性のあるものでもある。もし、私が将来サッカー雑誌の記者やスポーツライターになったらこのどうでもいい知識がフル活用されるだろう。このように、自分の好きなこと、趣味を高いレベルに上げることができれば、それは自分を信じることにつながるだろう。趣味を自信に変えることも一つの方法だ。
 それに加えて教育も変えていかなければならない。一昔前の授業といえば先生が一方的に生徒に教えるだけであった。しかし、この指導法では先生の言うことを受け入れるだけの受身の授業になってしまう。これは、型にはめているだけで、ひらめきは生まれない。今学校の授業は変わっている。まず、生徒に考えさせそれから先生の解説を聞き理解するというようになっている。自分の興味のあることについて自分でとことん調べたりする総合授業というものも増えてきている。私の学校では「日本の映画研究」と題して黒澤明の映画を見て日本映画を考えたり、「外国人との交流」といったような、外国人と意見交換をしたりする講座がある。「幼稚園の先生一日体験」「横浜探険」など自分の興味を持った講座を選択できる。授業は進化している。
 確かにこつこつ努力することは大切だ。しかし個性というものにも目を向けていかなければならない。個性とは性格ではなく興味をもつことである。

   講評   jun

 第一段落は、できれば意見の前に状況説明を入れてみよう。身近な出来事などから実例を挙げ、自然に意見につなげていくことができるといいね。むずかしいときは、長文の要約でもいいので、もう少しボリュームアップしてみよう。
 二つの方法はバランスよく書くことができたね。自分を信じることでひらめきもより確かなものになりますね。オールマイティである必要はないけれど、たぬき君のように何か一つ自信が持てることがあるといいですね。社会的な観点から考えた二つ目の方法もよく書けています。ここには進化した授業の話を具体例として挙げることができました。
 努力よりも個性という結びもわかりやすいです。自作名言も形としてはできていますが、もう一息。読む人がはっとするような印象的な名言に挑戦してみましょう。むずかしいけれど、大事なポイントなのでがんばってね。
 字数もよくがんばりました。
                             

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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