創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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知価 ルフィ
現代の社会を形成しうる「知価」を私達は認めるべきだと思う。
そのために私達ができる方法の一つに、もっと情報の普及を図るというものがある。ここで、留意すべき点として、それが平等に行われなければならないということがある。それは、知価に関する情報を得る機会に不均等があると、極端な貧富の差が生まれてしまう場合があるからだ。例えば、求人情報などが分かりやすいだろうか。この企業ではこんな知価を求めている、などという情報が出ていたとしよう。それが、一部の有名大学のみに出回っていたらどうだろうか。もしそのような優秀とされている大学以外の中に求められている知価を持っている人がいたならば、それはその人が自身の能力を発揮する機会を失っているということになってしまう。そんなことが起こらないために、前述したような方法が必要なのだ。
確かに、今までの大量消費、大量生産の価値観も捨てがたいものがある。それはこの時代を作ってきたからだ。しかし、「永遠の安定などこの世が無常である限りはありえない」ように全てに聞く価値観など有り得ないのだ。だから、国のリーダーが何十年も同じ人物であった、というのは先進国ではほとんど例がないだろう。少し話が飛ぶが、座禅、というものは皆さん既知であろう。その座禅の最中に、ベルを一定時間ごとに鳴らすと、初心者と熟練者の間で脳波に違いが見られるそうだ。前者は、何度も続けているとなれてしまうのに対し、後者はいつでも驚いたという反応を示すそうだ。私達は、そういった外からの刺激のように、新しい考え方をそのときそのときで驚き、そして受け入れなければならない。それが、たまたま今の時代は知価である、というだけのことなのだ。
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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