創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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うちの金魚 うらふ
煌煌とあかりがともっている水槽の中で、ゆうゆうと泳いでいる体長約20cmの金魚、それが私の家のペットだ。(書き出しの工夫)夏祭りの金魚すくいですくった、あの小さくて可愛い金魚が、この大きさになってしまった。遠くから見ると、赤いフナのように見える。近くで見ると、大きいうろこが、金色に光って見える。「チビ」という名前も、今はもう似合わない。
では、どうしてここまで大きくなってしまったのだろうか。はっきりとした理由はわからないが、私はこう考えている。最初は、もといた金魚と同じ水槽で飼っていた。しかし、他の金魚のことを追いかけまわすので、別の大きな水槽にうつした。その水槽の大きさに合わせて、大きくなってしまったのではないだろうか。考えてみると、水槽をかえてから、急に大きくなったような気がする。もしかしたら、この理由が、正しいのかもしれない。
ところで、この金魚を飼い始めてから、4年ほどたった時、私の家に遊びに来た友達が、こういったことがあった。
「この金魚、体のわりに水槽が小さいから、もうすぐ死ぬよ。」
その友達は、生き物がとても好きで、家では金魚のほかに、うなぎや、なまず、近くの川でとってきたという、黒めだかまで飼っている。水槽 に、大きな金魚をいれていたら、その金魚が死んでしまったそうだ。私の家の金魚が、友達のより大きかったからだろうか。そんな皮肉を言われてしまった。でも、「チビ」は、2年後の今でもぴんぴんしている。(笑)
私にとって、ペットとは、何気なくそこにいる霧のような存在である。でも、そのペットがいないと、何か大切なものを見落としてしまったような、心のどこかにぽっかりと穴があいたような、淋しい気持ちになる。いままで2匹いた金魚が、一匹になってしまったときも、とても淋しい気持ちになった。ペットは人間にとって、とても大切なものなのかもしれない。
講評 miri
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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