低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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チャンス ラブリー
チャンス
私の学校は約1か月ほど前に中間試験があり、そして再来週からは期末試験が始まる。ついこの間中間試験をやったのに、もう期末試験かと思うと気が重くなるが、テストは悪いものではない。いいものだと思う。
第一の理由に、テストがあると思うと誰にも言われずに集中して勉強することができるからだ。
私は、普段は部活などがあってあまり勉強する時間がない。その分、部活なしのテスト1週間前には頑張って勉強しなければならない。そうすると、誰に言われるわけでもなく自分の部屋にこもっていつの間にか勉強しているのだ。
私は、この前の中間テストで、定期テストの恐ろしさを知った。友達から、テスト前はみんな缶詰状態になって勉強していると聞いていた。私は、それを軽い気持ちで聞いていたが、実際にテスト前やテストをやってみて、軽く聞いてはいられないなと感じた。テストが終われば成績通知評のようなものが配られるし、全ての科目の平均点などが出される。それを見て親がなんと言うか恐くてたまらない。誉められればいいが、私の場合はそうでもないので、びくびくして家に帰るのだ。でも、今度のテストでは怒られずに誉められればいいが、そのためには勉強を頑張らなければならない。そのためには勉強をする時間を作らなければならない。そのためにみんな努力するのだ。
テストはそれぐらい私達の心を変えてくれる。
第ニの理由に、テストをすれば自分がどのくらいできているかわかるからだ。
例えば、自分がわかったと思っていたところが実はわかっていなかったことや、まだ理解できていないところなどがわかったりする。そういうところは、テストが帰ってきたらもう一回やってみることが大事だと思う。
確かに、テストの点だけにこだわったりテスト前だけ勉強するのはよくない。しかし、普段勉強していない人やできない人は、テスト前は勉強できる最大のチャンスだと思う。『寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる』という名言があるように、そのチャンスを生かして頑張って勉強し、後で笑えるような結果を残したい。もうすぐ期末が始まるが、私も部活のない1週間前の勉強できるチャンスを生かし、今度の期末ではいい結果が出るように頑張りたい。
講評 miri
<第1段落>状況説明のあと、意見が入りました。こんなにたいへんだから、「テストなんてよくない」というかと思いきや・・・
<第2段落>「誰にも言われずに集中して勉強することができるからだ」が理由のひとつめ。「誰に言われるわけでもなく自分の部屋にこもっていつの間にか勉強しているのだ。」とはすばらしいですね。「テストはそれぐらい私達の心を変えてくれる。」のですね。たいへん強力な理由です。
<第3段落>第2には、実力がわかるから。自分の力を客観的に知るということは重要ですね。簡潔によくまとめました。
<第4段落>結びの段落は、反対意見への理解、名言の引用ともばっちりですね。「そのチャンスを生かして頑張って勉強し、後で笑えるような結果を残したい」←まさに、テストの存在理由がここにあります。期末、応援してます!!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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