創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ウサギとカメとトンビ   シュシュ

 山の頂上から見下ろした景色は抜群に綺麗なものだったとカメは言う。彼が見たその景色には慌てて上へとのぼってくるウサギの姿もあったそうだ。カメは満足だった。しかし、カメは知らない。頂上よりももっと上、つまり頭上に広がる真っ青な空にはとんびがくるくる飛びまわっていたことを。山のてっぺんまで行く方法は何通りもある。私はカメでもなく、ウサギでもなく、とんびの様に生きてゆきたい。
 そのための方法は、いつでも枠にとらわれずにものをとらえていくということだ。あるときは二次元でなく三次元で見なければならないし、表だけでなく裏の存在を想像しなければならない。でも、視野を広く持ちつづければ、いつでも自分だけにしか見えない新鮮な世界を見ることができるはずだ。そこには、自分の興味をひくものが必ずあるだろうし、それを極めれば自分だけの楽しみを持つことができる。自分にしか持っていないものを
もっている人は、他人から見ても輝いて見えるものだ。
 別の方法としては、社会の教育のやり方を変える必要がある。私は私立の中高一貫校に通っている。学校のやり方は変わったもの、考えは排除して切り捨てていくというやり方だ。そして、生徒は皆、中学、高校の間大学受験を目指して勉強していく。進学率は百%だ。ウサギのようにその才能(勉強に才能はほとんど関係しないかもしれないけれど)がある者や、カメのようにこつこつやるということが身についている者は良い。それぞれ方法は違っても学校の考え方とは同じだからだ。では、とんびはどうすればいいのだろうか。羽をもちながらも、地上におりて歩かなければならないのだろうか。最近は、個人それぞれの要求にこたえることのできる様々な学校ができてきていて昔よりは良いと思う。
 元からひいてある決まったレールを行くのも、無駄なく基礎をつくるためには大切だ。しかし、それだけではいまひとつたりないと思う。自分にしかもっていない何かを無駄にしないためにも、視野を広げ、いつでも空へとんびのようにはばたく準備をしている必要があると思う。すぐ目の前にある道だけが道ではない。(名言)

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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