低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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得意分野を伸ばすには えさし
皆さんは得意なことと、苦手なことがある場合どちらを優先して練習するでしょうか。おそらくほとんどの人が「苦手なことを優先する。」と答えるでしょう。私が同じ事を質問されても同じ事を言うでしょう。そういう人たちは皆「得意なことはもう上手に出来るのだから上手に出来ない苦手なことを練習しよう。」と思ってそう言うのでしょう。しかし、それでは個性というものが薄くなってしまう。だから、ここではあえて得意なことを優先して伸ばすべきだという意見を述べよう。
そのための方法は第一に、自分の得意なことには絶対の自信を持つことだ。「ぼくはこんなことがすごいんだ!」「わたしはこんなことがじょうずなの!」ということが言えることがとても大切だ。私が自信を持っていえる得意なことは、卓球と読書だ。卓球は確かに賞状のように目に見えて私は卓球が上手だといえるようなものは持っていないが、周りの人よりは十分に強いと思っている。読書では、読む速度は人より遅いが、どんな長い本や難しい本でも読む根気を持っている。
第二の方法は、得意なことを伸ばしやすくする環境を整えることだ。今の学校ではテストでよい点を取ってもそっちには目もくれずに悪い点をとったほうだけ直させたり、補習を受けさせたりというように悪いほうを集中的に伸ばそうとしている。なので、悪い点を取ったほうだけでなく、いい点をとったほうでも満点で無い限り間違っているところはあるのだから今度は同じミスをしないようにすることも大事なはずだ。
確かに、苦手な部分をなくすことは大事だ。苦手をなくすことで何でも出来る人間になれる。だがそれは逆に特別なことを出来ないただの人間ということにもなってしまう。しかし、「周りより一歩でも先に踏み出ていればそれはすでに得意分野だ」というように周りより少しでも飛び出ているものを見つければ、それだけで他とは違う個性を持った人になることが出来る。だから、得意分野を伸ばすことはとても大切だ。
講評 jun
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