低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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夢でお別れ うえっピ
夢を見た。普段のと違って今日の夢は何か変だった。夢の中では、ぼくと知らない友達とめだかのちびちびくんとミニミニ君になるはずの卵がいた。めだかのちびちびくんとは学校でもらっためだかのことである。ミニミニ君になるはずの卵とは学校でもらっためだかの卵のことである。
友達が、
「ミニミニくんがかえったよ。」
といって、えびみたいに大きいものを見せた。
そのえびみたいなミニミニくんを、もとの入れ物に入れようとしたら、すのこの床に落ちてしまった。そしてぼくが、
「ねえ、あれってほんとにミニミニくん?」
と聞くと答えは無かった。変だなあと思いながら、ちびちびくんのはいっている入れ物を見てみるとちびちびくんが死んでいた。夢だったからかどうかわからないけど、何も考えず、ミニミニ君になるはずの卵が入っていた入れ物の中を見ると、ミニミニ君になるはずの卵がつぶれていた。友達が見せたミニミニくんは、にせもののようだった。
「ミニミニくんいるじゃん。」
というと、友達が、
「えっああ・・・そう・・・」
といって、その声を最後に目が覚めた。
(変な夢だったな。)
と思いながら、ちびちびくんの入っている入れ物を見ると、ちびちびくんが死んでいた。
はじめはうそだと思っていたが、本当だった。ぼくは、ちびちびくんをティッシュでくるみ、わりばしに、『ちびちびくんの墓』と書いて埋めてあげた。涙があふれでてきてたまらなかった。もしやと思い、ミニミニくんの入れ物を見てみると、ミニミニくんが、つぶれて死んでいた。ミニミニくんも、ティッシュでくるみ、『ミニミニくんの墓』と書いて埋めてあげた。そして、
「また生まれてきたらぼくの近くの人かあるいはぼくのめだかになってね。」
とお墓の前でつぶやいた。
(あっ、もしかしたらぼくにお別れを言いに来たのかな?)
とそのとき思い、そうだよそうだよと思い込んだ。
講評 siro
七月から、言葉の森では学期が変ります。また新たな気持ちで頑張りましょうね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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