創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テストの活用の仕方   すいーとぽてと

 テストも終わり、落ち着いてきた頃、たくさんの赤が入ったテストが返される。今日も、生物のテストが返された。それぞれのテストに一喜一憂しながら、どんどん時間が過ぎていく。だから、あまり好きではないけれど、テストは良いものだと思う。
 第一の理由は、テストがあるからこそ、集中して勉強ができるからだ。今回の試験は、中学校に入って初めての試験だった。だから、計画通りに勉強を進めることができなかった。私が学校に行ったとき、一人の友達がとても眠そうにしていた。勿論、私も眠かったが、その女の子は、半分以上目を閉じていたので、
「どうしたの?大丈夫?」
と聞いた。彼女は、前の日徹夜をして勉強したそうだ。私も、うまく勉強が進まなかったけれど、テストの時に、寝てしまったら大変だから、時間を決めて、しかし、何回も休憩しながら勉強した。今度からは、もっと早くからテスト勉強をしようと思った。
 第二の理由は、テストを受けると、自分の成績が確認できるからだ。私の通っている学校の先生方は、
「テストは『知識のレントゲン』です。」
と言う。つまり、テストは自分のうまく行かないところを見つけるためのものだ、ということだ。今回の試験で、得意だと思っていた科目が、うまくいかず、苦手だと思っていた科目が自分なりにはうまくいったと思う。それは、苦手な科目しか、勉強しなかったからだ。今回の試験では、私の弱点が分かった。例えば、国語では、読解問題、英語では、文法などだ。次のテストでは、弱点を克服できるようにしたいと思っている。
 確かに、テストのためだけに勉強をするのは良くない。そして、テストの点数だけが全てではない。しかし、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである」という名言があるように、レントゲンをうまく活用しながら、自分なりの勉強方法を見つけていきたい。

   講評   kira

 すいーとぽてとちゃん、こんにちは。じつにいい作品ですね。自分の体験が余す所なく生かされました。テストと中学生の関係だから、当然ですよね。私も、テストは確かにプレッシャーだった。でも、ひとつの自己表現の場でもあったように思います。
ピアノやバレエはがんばった成果を発表するイベントがあります。だったら、地味な勉強にも公のイベントがあっていいはずだよね。
 テスト勉強の方法は、いろい試して悩みながら自分に一番の方法を身につけるのだと思います。その過程も、また、テストの存在が与えてくれるものですね。「徹夜」が集中度の高いものだったらいいのだけれど・・・。
 『知識のレントゲン』というのはいい言葉ですね。自分の判断に任せておいては病気を発見できない。レントゲンは予防でとることが多いから、そういった意味合いがあるのでしょうね。重篤な症状が出る前に、ひとつひとつの症状に対応しておくんだね。
 こう考えていくと、もうテストに縁がなくなった自分が不安になります。こんな発想で、今は「漢字検定」や「資格試験」そして「作文検定!」を受けるような層がひろがっているのでしょうね。
   
 

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