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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   誕生日プレゼントは二段ベッド   うえっピ

 7月3日の今日は、ぼくの誕生日だ。また、ぼくと弟の二段ベッドが来る日ともいえる。
 今日の昼ごろ、待ちに待った二段ベッドが来た。そのときお母さんは弟のクラスの親の親睦会に行っていて居なかったので、組み立てをお父さんに手伝ってもらった。たくさんの部品の中から、『上段』と書いてある柵と『下段』と書いてある柵をだした。この二つの柵に棒をつけた。その次にすのこをつけた。だいぶ出来てきたのでわくわくしてきた。上段には横にも柵をつけた。
後は持ち上げて、かさねるだけ。ぼくは、まだ夢を見ているようだった。そして、上段を持ち上げて下段の上に重ねた。
「やったー。」 
とぼくはいって、上ろうとしたが、まだはしごがついていないので上れなかった。お父さんがはしごをつけようとしていた。ぼくは心の中で、
(はやくはやく。)
と思っていた。でもお父さんはあせらずつけていた。そしてついに出来上がった。真っ先に上に上ったのはぼくだった。そこは高くて、なんとも快適な場所だった。
(誕生日プレゼントは二段ベッドだ。)
とかすかに思った。

   講評   siro

 先週の電話指導は、康貴くんの誕生日だったのですね。先生は、そうとは知らずお祝いの言葉も言えなくて本当にごめんなさい。あらためて、
「康貴くん、お誕生日おめでとうございます!! これからの人生、楽しいこと辛いこといろいろあると思いますが、いつでも自分をしっかり持って歩んでいってくださいね。」

 さて、今回の作文は二段ベッドのお話でしたが、とてもよく書けています。康貴くんは、「現実の出来事」と「自分の気持ち」の書き分けが非常に上手ですね。センスがあります。具体的には、「お父さんがはしごをつけようとしていた。ぼくは心の中で、(はやくはやく。)と思っていた。」という部分です。康貴くんの作文の魅力はここにあるのだと、先生はあらためて感じました。また、その後の文では「でもお父さんはあせらずつけていた。」と書いてありますが、ここでは「早くつけて欲しい」という気持ちでいるからこそ、お父さんの何気ない作業が「あせらず」というように見えたのでしょう。

 康貴くんの表現力あふれる、よい作文に仕上がりましたね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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