低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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母の子供の時 ブラックベーダ
「勉強しろ、勉強しろ。」(書き出しの工夫)
と、私はよく母に言われる。だが私の祖母つまり私の母の母は私の母に「勉強しろ、勉強しろ。」と言われているのであるか。そして子供の時母はどんな人だったのであろう。
私の母はあまりはじめての人とはあまりしゃべらない性格だった。だが私ははじめての人だろうが何だろうか話しかけるタイプだ。多分私は母ではなく父に似たのかもしれない。
これは一番面白い。母が一年生の時初めてプールに入ったとき、あまり泳げなくてもがきながら泳いでいると、いとこに笑われた。その時母はくやしかったらしい。なので私にスイミングスクールに通わせた。そのかいがあって私は一年生の頃に全然泳げないなんて事はなかった。プ−ルについては母に感謝しなければならない。
私は兄が一人いる。よく兄とケンカをする。母には弟が二人いて、その二人がケンカしているのもただ見ているだけだ。学校でも誰かがケンカをしていても、ただ見ているだけで止めようとなんてこれっぽっち思わなかった。母がそうなので家ではよくケンカをするが、学校などではケンカを止めようとは思わない。だがよくカチンと、くることはけっこう多い。
母は今では犬や猫はあまり好きではなかったけれど、母が子供の時にいたコロという犬が大好きだったらしい。だがある日そのコロが半年ほどどこかへ行ってしまったのだ。だがなんとコロは帰ってきた。母はビックリして喜んだ。そしてコロは今までどこにいたのかと心配し、にせものかと思い人様にめいわくかけたかと、いろいろ思ったらしい。けれどやっぱり今は犬や猫はあまり好きではない。私は犬や猫を結構好きなので、母の子供の時によく似たのかと思う。悪い言い方だが、まさに「カエルの子はカエル」だ。
関係ないが前に聞いた話だけれど、本当かどうかはわからないけれど男の子を産むのと、女の子を産むのでは男の子を産む方が大変らしい。母は男を二人産んだので、すごい大変だったと思う。多分母は子供の時に女の子を産みたかっただろう。だが母は小さい頃に女の子と男の子を両方産みたかったらしい。
母はやはり私の祖母に「勉強しろ、勉強しろ。」といわれていた。だが子供のために言っている事だろう。自分の子供が将来に困らないようにするためだとわかった。
講評 nara
お母さんの話をいろいろと聞くことができたね。それぞれ、小さいころのお母さんが思い浮かぶような、具体的な話だ。どれもおもしろいね。
これだけたくさんの話があるから、少し順番を工夫して組み立てを練ってみると、よりわかりやすくなりそうだね。「似ている・似ていない」という部分をまず説明するといい。「似ているところ」の段落・「似ていないところ」の段落というふうに、話をわけてごらん。ここは、前半部分にするといい。
「男の子を産むのは大変」の話は、兄弟げんかをする話の近くにおいてもいいかもね。男の子が二人、そして、産んでからも兄弟げんかがあって、大変! ということで、ケンカの話とつなげられそうね。
スイミングの話・勉強の話は、「将来のため」ということでまとめられるね。これは、「お母さんとブラックベーダ君」だけの話ではなく、「お母さんとおばあちゃん」にも当てはまる話だ。つまり、「親子とはそういうものなのだ!」というまとめができそうだね。ここをもっと広げると「(男と女というちがいはあるかもしれないけれど)ブラックベーダ君とその子ども」にも引きつがれる話、ということにもなりそうだなぁ。
あきとかず
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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