国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生きることは逆境があること   ライナ・リュート

 生きることは学ぶことであり、また何かを創造することである。その創造には、学びの段階では味わえない、大きな喜びがある。フランスの有名な数学者は「創造とは、マッシュルームのようなものだ」という言葉がある。マッシュルームはキノコの一種である。キノコというと、日本人の私はすぐに松茸を連想してしまうのだが、すなわち、その松茸のようなものが創造だとその人は言う。創造には、まず、松茸が地表面下で根を広がらせていくような蓄積の段階がなければならない。だが、いつまでも蓄積だけを続けていては、松茸がキノコを作らずに、枯死してしまうように、人は創造することなく、障害の幕を閉じなければならなくなってしまう。僕は、逆境を上手く利用するようにして生きたい。
 そのための第一の方法に、失敗を恐れず、もし失敗しても次のことに目を向けることだ。人生には必ず失敗というものは付き物であると思う。人間という動物は失敗することによって学んでいる。いつも、無難で失敗することのない道を歩んでいても楽しくはないだろう。僕は今、中三、すなわち受験生であるがほとんど失敗している気がする。今から思い返せば、中一で入学したときから、きちんと基礎学力をつけておくべきだった。また、部活動でも、基礎体力をつけておくべきだった。今から後悔すること、つまりは失敗していたことがいくつもある。しかし、その失敗が次の成功につながると信じている。僕にとっての次とは、高校のことである。中学高校は両方、三年制であり、三年生のときには受験というものを抱えている。非常によく仕組みは似ていると思う。その高校生活を楽しもうと思ったとき、中学校生活で楽な道へ逃げてばかりでは、失敗をすることもなく進んでしまう。しかし、そんなことをしていて本当の楽しい高校生活はできないだろう。きっと、僕はこれから身をもってそのことに関して体験するのではないだろうか。
 第二の方法に、敗者に対して社会が考慮をもてるようにすることである。近頃の社会は、一度負ければそれで終わり。そういう体制が多いと思う。確かに、社会を生き抜くことは非常に大変である。しかし、一度負ければすべて終わりではない。そういう意味で、日本の裁判の制度はよいのではないだろうか?一審で負けてしまっても、控訴して二審、上告して三審で判決を覆すことが可能である。
 確かに、順境である方が、何事も楽で自分も余裕であると思う。しかし、「寒さに抵抗するいちばんよい方法は、寒さに満足することである」という名言があるが、名言を編集してみた。「逆境に抵抗するいちばんよい方法は、逆境をいかに自分の有利な方向に向けるかである」やはり、僕は逆境を上手く利用するようにして生きたい。

   講評   hota


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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