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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「ゾウの時間 ネズミの時間」を読んで   ウサリン


 昆虫は羽化を節目として食性と運動法を切り替える。幼虫期は、あまり動かず、ひたすら食う。このときには胃袋が重くてもいい。羽化して成虫になると、飛び回ることが最優先になり、消化のいいものだけを食べる。なかには成虫になったらまったく食事をしないものもいる。このように昆虫は変態することにより、小さいサイズの短所を解消した。昆虫の生活は、まさにサイズと密接にかかわっているものなのである。
わたしは、ゾウの時間 ネズミの時間を読んで、
「生き物は生き物でも、食べる物が決まっていればそれしか食べないのか。」
と思い、感心した。
 わたしは、
「アオムシの仕事は食べることでかんたんで幸せな仕事でいいなぁ。」
と前から知っていてうらやましがっていたが、今日、この文を読んで、
「 食べることが仕事だと、胃袋が重くなって、動くのもおそくなるのでかわいそうだな。」
と思った逆に危険だと思う。なぜなら、動くのがおそくなると、天敵におそわれやすくなるから。だからわたしは、
「 やっぱりやりたくないなぁ。」
と思った。
 また、大型の鳥以外はほとんどが草を食べないなんて知らなかった。だけど、わたしは1つぎもんを見つけた。そのぎもんの主人公はアイガモなどの水鳥。それはある日、家のすぐ近くにある運河での出来事たった。ある1羽の水鳥が、水中にある謎の物を食べていた。その正体は水草だった。わたしは、
「水草も草の1種なのにどうしてたべているのかな?」
と思った。
 わたしは、
「みんな同じ生き物でも、考え方によって食べ物もちがうのか。」
と納得した。

   講評   yuu



 かなちゃん、こんにちは。
 感想文が始まりましたね。190字の要約、じょうずにできましたね。とくに要約の中に、作者の主題をきちんと取り入れてくれているところがすばらしい。じっくり読んでお話を理解してくれたと思います。がんばりましたねo(^▽^)o
 感想文で、これからがんばっていく大事なことの一つには「体験実例」があります。今回は、アイガモのお話がありましたね。この話題を作文の中心にできるようにしてみましょう。中心というのは、必ずしも作文の全体の文章の中の真ん中の位置に書くことではありません。けれども、中心にするにはどうしてもその話題での字数が自然に多くなっていくはずです。長文を読んでかなちゃんが思ったこと、考えたこと、そして自分の環境に置きかえて見つけてくれた身近な実例が、じょうずな感想文の秘訣です。この調子で生活の中の出来事をいろいろ作文に書いていけたらいいと思います。楽しみです。
 昆虫の生活がサイズと密接なつながりがある、という一文がありましたね。
 では私たち人間はどうでしょう? かなちゃんは赤ちゃんのときには何を食べていましたか? 大きなハンバーグや激辛カレーライスは食べていたかしら?
でも赤ちゃんも小さく切ったお肉を食べたりご飯を食べたりしますね。大人たちが赤ちゃんのために食べやすく小さく切ったり、食べやすい味付けをしてくれます。人間は、成長とともに体の大きさには変化がありますが、顔のつくりも手や足の作りも変わりません。小さな赤ちゃんも、たくさん食べてどんどん成長していきます。
 自然界の動物達と人間の根本的な違いに注目してみても面白い感想文が書けそうですね!

▲直してみましょう!
「草を食べないなんて知らなかった」 → 「なんて」はお話言葉なので直してみましょう。「食べない」のあとに…「ことを」「ということを」「などとは」「とは」などがあるといいですね。


 今月後半には日本の小学生は夏休み突入です。かなちゃんのご予定は?(^-^) オランダにも夏休みはありますか?
                      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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