国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   Simple is best!!   うちら

現代技術では、人間にとって有用でない自然資源を抽出し精練し、そして加工して有用なものに変化させることによって豊かさを達成できるとされてきたが、この自明と思われてきた命題は、多くの矛盾をはらむようになってきたと言わざるを得ない。豊富な製品を所有しそれに囲まれて暮らすというのは、それ自体は目的でなく、それらから発現してくる豊富な機能を享受するのが目的であるのは当たり前のことであり、その所有とは、本来の機能享受の目的達成を可能にする一手段に過ぎない。私はシンプルで、無駄に着飾らない人になりたい。
そのような人になるためには、どうしたらいいのだろうか。第一の方法は、「所有」ではなく「使用」に重点をおいて考えられるようになることだ。現代は、ブランド物に代表されるように、人に自慢できる物を持つことが、みんなの憧れになっている。高い物を持つことで、自分の価値をも高めようとしている。そのような気持ちを打破するには、まず自分に自信を持てるようにならなければならない。見た目や値段、流行とは関係なく、自分の気に入った物を買う。私も昔は、流行やブランド名(と言っても、中学生が自分で買える程度のものだが(笑))に流されて、雑誌に載っているような服ばかり着たがっていた。が、今では、例えユニクロでも、自分の気に入ったものは着ることにしている。現に私が最近履いているGパンも、新しく買った浴衣もユニクロのものだ。だが、世の中が世の中なだけに、いわゆる「Simple is best.」な考え方の出来る人は、まだそう多くはない。
第二の方法は、レンタルのサービスをもっと普及させることである。無駄をなくすためには、必要な物はすべて買うのではなく、みんなで共有できる物は共有するべきだと思う。「お味噌切らしちゃってるから、お隣さんから借りてきて〜」と母が言う。子供は「わかった〜」と言って、隣の家に借りに行く。このような光景は、つい20〜30年前までは、どこの家でも普通に見られていたものだ。が、いつしかこんなことは無くなってしまった。隣の家、その隣の家、町全体が家族のようだった時代は終わってしまった。しかし、我々は、今こそその助け合いの精神を思い出すべきなのではないか。そのためには、町や国がサポートして、レンタルのしやすい環境を作らなければならない。町にもっとレンタカーが普及したら、自家用車は必要なくなると思う。そうしていけば、もっと無駄のない生活が送れるようになるのではないか。
確かに、自分をとりまく人々との関係、信頼といったものまではレンタルできない。しかし、「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である。」(名言)私は物の所有にこだわらず、無駄を省いたシンプルな生き方をしたい。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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