低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ウサギとカメ いより
童話で「ウザギとカメ」という話がある。この話では、ウザギとカメが競争をするという話だる。もちろんウサギはカメよりも全然速く走る事が出来る訳だから、ウサギの勝利は目に見えていた。しかし、ウサギはカメのとの差がひらいたので、途中で居眠りをしてしまい、ウサギが居眠りをしている横をカメが抜かし、カメが競争に勝つ、という話である。僕は、カメのようにゆっくりでもコツコツやることをやって生きて生きたい。
僕がカメのような生き方をしたいと思った理由は、今現在僕がウサギのような生き方をしているからだ。(笑)ウサギのような生き方は、いっぺんにたくさんの事をやるタイプ。カメのような生き方は、たくさんの事をコツコツ少しずつやるタイプ。カメのような生き方を勉強の仕方に例えてみると、勉強を毎日少しずつやっていくので、確実に覚える事が出来る。しかし、ウサギはいっぺんに覚えようとするので、覚えるのが大変だし、そのあとも忘れてしまうかもしれない。
もう一つの理由は、カメのような生き方だと最終的には絶対に勝利につながるからだ。カメの競争でもそうだし、勉強でも、そしてスポーツにおいてもそうだと思う。スポーツでは努力すればするほど上手くなれると思う。
確かに、ウサギのような生き方も先にやることをすませてしまうので、あとで楽かもしれないけど「急がば回れ」という言葉があるように、急いで物事を済ませるより、コツコツやっていった方が確実に自分の力になると思う。
講評 sugi
「ウサギとカメ」の昔話、分かりやすくコンパクトにまとめることができたね。やはり印象としては、ウサギは要領よく一気に仕事を終わらせるタイプ。カメは、あまり要領は良くないけれど、コツコツと着実に仕事を片付けていくタイプ。一見、派手でかっこいいのはウサギタイプかもしれないね。
優君はウサギタイプに属すると自分では思っているのだね。「ぼくはウサギだからカメになりたい。」というのは理由としてはちょっと弱いので、「ぼくはウサギだから○○のような失敗をする。だからカメになりたい。」という話を入れるといいね。「覚えるのは大変で、すぐに忘れる」とあるところを見ると、実際に失敗した経験がありそうだね。(笑)具体的に一夜づけでテストに失敗した例などを書き込むとよさそうだね。あるいは、逆にカメのような友人が成功した例でもOK。
なぜか生き方の主題と理由という組み立てでうまくまとまっているけれど(笑)、今学期も生き方の主題と方法という組み立てが課題になっています。次回の感想文は「方法」を考えてみましょう。
「ウザギとカメが競争をするという話だる。」→「ウサギとカメが競争するという話だ。」※ここは「である」よりも「だ」のほうがすっきりするね。
「生きて生きたい」→「生きていきたい」
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