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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   両親の経験を知る   一休さん

   両親の経験を知る
 一休さん 
 自由な関係の中で、一つの例外は宿命的に与えられる「親子の関係」である。しかし、現代の親子の関係には、深い溝ができ「問題」化している。これは、変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまったからである。そのため、親は自分の経験を思い出してではなく、育児書をもとに教育を行っている。だから、乳児経験の段階から、親子の間には大きな落差がうまれ、子供は親と違った存在になるのである。僕は、昔と同じようなつながりが強い親子関係を築いた方が良いと思う。
 その第一の理由は、親子関係が強いと自然と親の知識が伝わるからである。僕は、小学生の頃から毎週日曜日に父と自転車でどこかに遊びに行くことが楽しみで、特に、家から鎌倉までサイクリングすることが大好きだった。(今も楽しみである。)足腰を鍛えるために源氏山を登り降りした。この時、いつも父が言うことは「鎌倉時代」の話だった。「源 頼朝」という人物については、耳にタコができるぐらい聞かされた。(少し失礼だが)しかし、中学入試の勉強の時に「あの頃の知識が随分と役に立ったなあ」と思い返していた。(体験)このように、親と子が自然に接していると親の知識を吸収して自分自身が成長するのである。
 その第二の理由は、親子関係が弱いとその子供が正しく育たないからである。親が怠けていると子まで怠けるということは、よくある話である。あの有名な作曲家「モーツァルト」は子供の頃から音楽が大好きだった。自分の子に音楽の才能があると、確信した父親はモーツァルトと欧米に旅行に行った。人々の前で演奏ができるように会場を提供した。別に、モーツァルトは嫌がっていたわけではない。しかし、モーツァルトは重い病気にかかってしまった。父は、我が子に一生懸命に気を配り、ついに病気は完治した。このように、モーツァルトの父親は一見「親ばか」に見えてしまう人だったが、(笑)愛情ややる気は充分にあったため、モーツァルトも父の願いどおりにすごい作曲家になったのである。
 確かに、親子の断絶もありながらも社会を発達させることもいいが、「経験は最良の教師である」という名言どおり、両親の経験を大切に知ることも含めて、僕はつながりが強い親子関係を築いたほうが良いと思う。

   講評   miri


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