創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の国を知るということ   えあゆ

   自分の国を知るということ   
文音
 一般的に言ってある言語がそれまで接触するようになると、そこに相互の交流が生じ双方の言語による変化が起こる。いま日本語は、国際化という大変動の中で外国語という強大な言語からの広汎で、しかも一方的な干渉にさらされている。日本はあらゆる点で西洋の文化文明を取り入れたにも関わらず、日本は結局雑種文化の国になることなく、世界に類似の少ない併存文化の国となった。それを可能にした要因の一つは、日本に漢字という便利な言語手段がすでにあったことだ。
私は、それぞれがもっと自分の国について知るべきだと思う。  (要約・是非の主題)
 自分の国をもっと知ることが大切な理由は第一に、自分の国をよく知っているからこそ他の国との交流をすることができる。また、相手の国からいろいろな情報を取り入れることも出来るのだ。それに私達は、日本のことを知らないということは、日本人としてとても恥ずかしいことで、他の国との情報交換などとんでもないのだ。  (複数の理由一)
 自分の国を知ることは大切な理由は第二に、例えば勉強を自分の友達に教えてあげるときに、問われている問題を自分が分からないと、教えてあげるかどうかよりそこから始まらないのだ。それに私はよく宿題などでは落ち着いて問題を解けるのに、テストになると緊張するせいなのか、計算ミスやケアレスミスなどでただでさえ悪い点数がさらに悪くなってしまうのだ。(笑)(まるで自分で自分の首を絞めているようだ。)これは、宿題のときにわっかったふり?をしていていざテストになると少しでも問題が違うと分からなくなってしまうのだと私はいつも反省しているのだが、一向に点数は上がらない。(笑)
(複数の理由二・体験実例・ユーモア表現)
 確かに、他の国情報を知るということは大切だ。しかし、他の国のことばかり知って自分の国を知らないということはとても恥ずかしいことなのだ。「カメラマンは、レンズほこりを払うまえに目のほこりを払わねばならない」という名言があるように我々日本人は自分の国を知るという能力に欠けているので、これからそのことに注意を注いでいくべきだと私は考える。  (反対意見への理解・名言の引用・是非の主題・これからの結び)

   講評   hota

 暑い中、またいろいろ忙しい中、がんばっていますね。ようやく、1学期も残り少なくなりましたね。中学に入学以来、新しい環境に慣れるまで、大変だったでしょう。夏休みは、少し息抜きができるといいですね。
 今回は、「日本語」を通して見た、日本文化の特徴についての長文でした。まず、タイトルが、中味がよくわかるものになっていましたね。こういう方がいいです。また、要約もとてもよかったです。元々の長い文を、的確にまとめることができていました。
 理由一、二については、「理由は第一に、」と書いたら、その結びは「……だからである。」としましょう。ですから、文音さんの文章では、「自分の国をもっと知ることが大切な理由は第一に、自分の国をよく知っているからこそ他の国との交流をすることができるからである。」となりますね。同様に、理由二の方も、「第二に、……だからである。」と、一度文章を切って、そのあと、「例えば……」とその理由を解説していきましょう。
 理由二の方の、具体的な体験実例はよかったですね。やはり、一般論だけでは説得力に欠けるので、できるだけ具体的な体験実例が入るようにしましょう。今回のテーマは、外国の人や英語に触れる機会が多い文音さんにはぴったりなテーマだと思うので、できれば理由一の方にも、そういう具体的な体験実例が入るとよかったですね。(ちょっと期待してしまいました。)
 「ユーモア表現」や「反対意見への理解」「名言」、「是非の主題」などはバッチリでした。この調子で。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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