創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
お米は日本人にとって特別なもの うまさ
こうしてケーキミックスは大ヒットした。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア。市場は拡大され、次に日本に向けられた。そのころの日本にはオーブンを持っている家庭がほとんどなく、どこの家庭にもある電気釜で作れるように改良し、立派な製品をつくりあげた。成功は間違いないと思われたが、けっかは完全な失敗だった。その理由は、ご飯を炊くのと同じ器でケーキを作ると、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないかということだ。問題が民族的な伝統にねざしている以上、手の打ちようがない。ケーキミックスは、きっぱり日本市場から引き上げていった。
ぼくは、四年生の時に学校でバケツいねを育てた。水やり、草取り、台風がきたときは稲が倒されないように場所を移動したりした。秋になって出来た米はひとにぎりぐらいのお米だった。でも、採れたときはとてもうれしかった。ちょっとのお米を作るのにこんなに大変なのに、農家の人はどれだけ大変なのだろう。
そして、ぼくの大好物は白いご飯である。いろいろ味付けをしたものでなく、ご飯そのものがだいすきだ。家族でレストランに行った時に、「何でも好きな物、食べていいぞ。」といわれ、ぼくが「ご飯と梅干!」と答えたのでとてもがっかりされた。何でこんなに好きなのか、自分でもよくわからない。お母さんが言うには、小さいころからご飯が大好きでお釜をかかえてしやもじでご飯を食べていた時には、大笑いだったそうだ。
日本人にとってお米とは、特別な食べ物だと思う。「三つ子の魂百までも」というように、小さいころから食べていたものは、大人になっても食べていたいものなんだと思う。
講評 siro
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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