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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   レンタルで十分!   ライナ・リュート

 現代技術を特徴づけるのは豊富な工業製品の氾濫であろう。現代技術は、とりあえず人間にとって有用でない自然資源を抽出し精錬し、そして加工して有用なものに変化させることを中心としている。ところが、このような技術の持つ問題が、最近しばしば話題になる。豊富な工業製品を作り出すための条件としての資源エネルギーについては、その限界が指摘されてすでに久しい。そしてこの限界は、局所的現象にとどまらず、オゾン層破壊に見られるように地球的規模にまで拡大している。僕は、資源の有効利用のためにレンタルするようにして生きたい。
 そのための第一の方法に、欲しい物を買うことばかりに価値を感じないことだ。最近、いろいろな種類のレンタルショップが増加していると身近に感じている。一般的に、どこの街でも見られるのは、CD、ビデオ、DVDのレンタルショップであろう。自分も家族も友人もしょっちゅう利用している。(体験)そして、僕が最近見つけたのは「介護用品」のレンタルショップである。このような言い方は適切ではないかもしれないが、介護用品は、その方が亡くなるまでの一時的に必要な道具である。だから、わざわざ買いそろえていると非常に費用がかさばってしまう。もし、買いそろえて長い間介護していても、必要がなくなると使わずに倉入りしてしまい、結果的にはゴミとなり地球環境的に悪い。ところで、レンタルショップではなく、公共機関の本のレンタル屋、図書館というものも存在している。僕は、どうしても欲しい本は本屋さんで購入している。しかし、一回読む限りの本は、たいていは図書館で借りて楽しんでいる。図書館ほどレンタル屋さんで便利なものはないと思うほど便利である。また、僕は友達に本を借りることもしばしばある。自分で買う費用は省けるし、最終的にゴミになるわけでもない。ただ、問題なのは「作家さん」のことである。作家さんは本を買ってもらわなければ、生活していけないのである。こういう点は、これからの課題かもしれない。
 第二の方法に、環境のことを常に頭の片隅に入れて行動することができるような社会を作ることだ。今日、環境のことは全世界で問題として取り上げられている。日本でも、それに関するTVでのCMや、スーパーなどでも「レジ袋を持参してください」というポスターを掲げている。レンタルというのもリサイクルのうちの一つかもしれない。
 確かに、友達や家族、心情などレンタルすることはできないものはたくさんある。しかし、レンタルのできるものなのにわざわざ買うことに価値を感じてしまうのはだめだ。「上天気の日に、嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である」という名言があるが、「人間は未来の地球環境のことを考えずに物を生産しすぎたのが人間の弱点である」と置き換えられるのではないだろうか。だから、僕は資源の有効利用のためにレンタルするようにして生きたい。

   講評   hota


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