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　　　魚と私　　　めぐり

　直径２ミリくらいの薄黄色の粒をひとつかみ水槽の上からいれてやると、先を争うように底のほうから上がってくる熱帯魚たち。＜＜書き出しの工夫＞＞学校で飼っているのは、プレコとカイヤンという種類の熱帯魚で、見ているとなんだか癒される、かわいい熱帯魚たちである。読書などの学習を担当する学習部が２人ぐらいのグループに分かれて、順番に餌やりをする決まりなのだが、私はこれがささやかな楽しみなのである。なぜなら、熱帯魚たちの食べている様子があまりにもかわいくて、みていて本当にうれしくなり、飼っていてよかったと改めて思えるからだ。
　家から車で小１時間ほどの隣町にあるホームセンターは、道東一のスケールの店内に熱帯魚の売場があり、私はそこにいたら飽きることがないくらい、熱帯魚を見るのが好きだ。その場所だけ店の照明がおとしてあって、熱帯魚の水槽は神秘的な雰囲気で、本当に色とりどりの魚たちに見とれてしまう。様々な色に形、泳ぎ方までいろいろあるように思えて楽しいのだ。
　記憶にはないが、母の話によると、私は３歳くらいの頃東京の水族館に行ったことがあり、夢中になって水槽にへばりついていたそうである。イルカやアザラシのように芸をできる生き物も好きだけど、色とりどりの熱帯魚のほうが魅力的でステキだ。また、私の住む町は内陸にあり、魚といえば普段父が釣ってきてくれる川魚の岩魚や山女のことである。だから、一度でいいから沖縄とかのきれいな海の中のきれいでステキな魚を見てみたいと思う。私は水泳をやっているので、ただ見るだけでなく、一緒に泳げたらもっといい。
　私は、最近はずっと学習部をやっていて熱帯魚の世話についてよく分かった。だか
ら、私が卒業するまで大切に育てたい。

　　　講評　　　inoa


　とても上手な作文だね！　めぐりちゃんは大人びた文章が書けるね。難しい言葉なども上手く取り入れて、まるで文庫本のような上手な文章だね。とても小学生とは思えないね！　すごい！　＜書き出しの工夫＞は、個性的な書き出しができたね。めぐりちゃんの創造力はすばらしいね。無限大だね。いつもいろいろと新しいものを創り出しているね。＜体験実例＞は、学校で飼っている熱帯魚の話、小さい頃の水族館の話など、たくさん書けたね。「一緒に泳げたらもっといい」という、希望を書き添えたところがとてもいいですね。＜たとえ＞も、「イルカやアザラシのように」と、上手なたとえができたね。＜わかったこと＞も、学校で熱帯魚の世話をしているという体験実例を通してわかったことがしっかり書けたね。「卒業するまで大切に育てたい。」という思いもとてもいいですね。文句なしの出来だ！！
★自習もがんばっているね。