国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
外見だけ さる吉
外見だけ
○○ ○○
母が誰かがくるからといって急いで片づけたということが、明らかにばれてしまう。それは、日常とは違う。とって入れたような空気が充満しているからだ。それに親や先生にはそういうことはすぐにばれてしまう。《構成》
ぼくも、友達が遊びにくるからといって部屋をきれいにしたら、おもちゃを入れる部屋は、かなり汚くなったことがある。しかもその友達は、その部屋に入り
「ここ汚いね。」
といった友達がいた。《題材》
そのときぼくは、まるでいやな体験をしたときのような気持ちになった。《表現》
人間は相手が見ることがないだろうと思うところに、いろいろなものの置く場所を変えるだけであって、汚い内面は案外変わっていないのである。だから帰るのであるのなら内面から変えなければならないのである。《主題》
講評 nanako
<構成>さすが純輝君、自分の言葉でしっかり要約ができましたね。欲を言うなら少し簡潔にまとまりすぎたかな。「先生は私の机を見て、それから引き出しを開けた。万事休す。ゴチャゴチャな引き出しを見た先生はプッと吹き出し、私と母は赤面した。」のように、最後にこの話がどうなったかということが分かる文を入れると、より分かりやすい要約になりますね。
<題材>「似た話」は、バッチリ見つけることができました。友達が来るからといって部屋をきれいにしたけれど、物を別の部屋に移動させただけだったのだね。友達に「ここ汚いね」と言われてしまってはショックだったね。
<表現>そのときの気分をたとえを使って表したのは、とてもいいよ。「いやな体験をしたときのような」を、どんないやな体験をしたときのようなのか、言葉が少し加わるとなおいいと思います。
<主題>「内面から変えなければならない」というのは、いい意見だね。これは部屋だけに限らず、どんなことにも言えそうです。この話から、「人間は変えるべきときには、内面から変えていかなければならない」という意見を導き出せた純輝君、すばらしいよ。
少し文のあやまりがあるので直しておきます。「人間は相手が見ることがないだろうと思うところに、いろいろなものを置く。しかしこれは、置く場所を変えるだけであって、汚い内面は案外変わっていないのである。」
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |