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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   母屋はもうひっそり《感》   こと座

 巳之助はマッチのかわりに、マッチがまだなかったじぶん使われていた火打ちの道具を持ってきました。「こげな火打ちみてえな古くせえもなア、いざというとき間にあわねえだなア。」巳之助は、今になって、自分のまちがっていたことがはっきりとわかったのです。
私がこの話を読んで一番不思議に思ったことは、なんで巳之助がランプ売りにそんなにこだわったのかということです。
 もし、私が巳之助だったら、電灯という新しい道具が出回ったのなら、ランプ売りを続けながら、電球も売ることを考えると思います。そうすれば、たとえランプが売れなくなっても電球が売れれば、それで生活がまあまあ成り立つくらいは、お金をかせぐことができます。
 似た話に、お母さんの古い知人で四年も前に使用期限が切れた薬でも、もったいないと言って、すてられない人がいたのだそうです。古い薬は、もったいないからといってのめば毒になるのではないのでしょうか。私にはとても信じられない話です。
 まったく新しい方法や考えを取り入れるときには、不安になったり、こわいなと思ったりするものかもしれませんが、新しいものに変わってきたことによって、世の中が便利になったと思うし、また次への発見につながってきたのではないのかなと思いました。

   講評   ao



 こんにちは、こと座さん(^o^)丿 素直ないい感想文が書けました。“いちばん不思議に思ったことはなんで巳之助がランプ売りにそんなにこだわったのかということです”と書いてくれましたね。きっと、若いこと座さんと、老いた巳之助の間には大きな考え方の違いがあるのでしょう。実は先生には長年の商売を変えなければならない巳之助の不安な気持ちがよく分かるのです。職業と人間というものはいつしか分ちがたくなってくるので、急に変えるというのはとても難しいことなのだと思います。でも、やっぱりそれは若くないということなのでしょうね。
 <三文抜き書き>うまいです。長文の大事なところを抜き出し、きれいにつなぐことができています。どこを中心にするかもうまく決められていますね。
 <自分だけがしたこと>マークがありませんでしたが、“もし……だったら”のところは“自分だけがしたこと”になりますよ。自分らしいことを書くということですから。こと座さんはランプを売りながら電球を売ることも考えるのですね。たくましいです。“生活がまあまあ成り立つくらいは、お金をかせぐことができます”も現実的でいいですね(^。^)
 <心の中で思ったこと>こちらも力強い意見が書けました。今回は巳之助とは反対の立場で書いてくれましたが、最後まで立場が一貫しているのがすばらしいです。
 <まるで>今回はまるでがありませんでしたが、似た話の中なら入れやすいと思いますよ。“それではまるで毒を飲むようなものです”というふうにも書けるね。

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