創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくとプレゼント   MIZU

「あ、あれは。」
階段を下りてきたぼくは、くつしたの下に、青い大きな箱を見つけた。レゴ・マインドストーム 基本セットである。ぼくは前からこのセットが欲しかった。だが、約三万円もするのだ。ぼくが持っているお金では買えそうもない。だからといって、おねだりするのもかっこ悪い。そうしているうちに、クリスマスになり、サンタさんにもらったのだ。
ぼくは、もらったその日のうちに、マニュアルにのっているロボットを作り終えた。プログラムも、ブロックをつくるのと同じような感覚で作ることができたのには、おどろいた。しかし、c言語のような難しい言語でプログラムを書きたいぼくは、早速、前からやろうと思っていたNQCというC言語をRCXに送るソフトをダウンロードし、動かしてみた。結果は大成功。けれどもぼくは、なぜかレゴ・マインドストームについてきたソフトをよく使うようになった。こちらのほうが、プログラミングが簡単だからだろう。また、今は二足歩行型ロボットの失敗をしたり、自分で作ったロボットの写真を、ホームページに出している。とても楽しかった一日目だ。
プレゼント(present)を、gooの、英和辞典で調べた。すると、presentの意味は、ある、いる、現在、などであった。では贈り物と言う意味は、ということで探してみると、prizentという発音で、おくる、提出する、手渡す、述べるなどがあった。上の人に差し出すことを、すべてpresentと英語ではいう。王様でも、大統領でも、神様でも、何でもpresentという。きっとpresentの由来は、神様に贈り物をする宗教的なものだったと思う。
ぼくが、レゴ・マインドストームを欲しがったきっかけは、レゴのカタログを見たことからであった。ぼくはそのとき、
「こんなにすごいのがあるんだ。」
と思った。欲しいと思い始めたのは、このときからだった。その後、ロボット博で、RCXのプログラミングコーナーがあったので、やっているうちに、欲しいという気持ちが十倍ほどになった。だが、ぼくのおこずかいではでは、とても買えない。わが家だと、お風呂そうじを一回やるごとに、五百円もらえる。だからお風呂そうじ何回やると買えるかなどと、考えた。でも、とても買えないとわかると、がまんすることにした。そして、がまんしてから一年程すぎた時、サンタさんからもらったのだ。ぼくは、アシモを好きだとは思うが、欲しいとは思わない。それよりは、レゴ・マインドストームのほうが欲しい。なぜならば、アシモは動いても、見ることしかできないからだ。それに対して、レゴ・マインドストームは、なんども作ることができる。ぼくはロボットを見るのではなく、作るほうが好きだからだ。また、アシモは、ロボットのなかでもおおきい。これも理由だ。それはきっと、山を見るのと同じだと思う。山を見て、
「きれいだなあ。」
とは思うが、欲しいとは思わず、せいぜい木の実を持って帰るだけであろう。そして、人によっては芽を出そうとする。人間にとって、プレゼントとは、大きすぎないような、ちょうどよいものがちょうどいいのだと思う。

   講評   ita

こんにちは、MIZUくん。しばらくの間お休みですね。MIZUくんのやさしい声とすてきな作文が読めないのは残念ですが、9月にお話できることを楽しみにしています。
             

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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