低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ライバル かず
私にはライバルはいる。ライバルは必要だし良いと思う。第一の理由に相手に負けないように競い頑張ることで努力ということを覚えると思う。私は負けず嫌いだからすごく頑張る。そうすると努力はしっかりと結果になって帰ってくる。第二の理由に努力をすることで実力を上げることが出来ると思う。私のライバルは卓球を同じクラブチームでやっている。2月にその人と偶然大会で当たって、3対2で負けてしまった。それから練習にも気合いが入って、練習試合をやったら勝ってそれ以来ずっと勝てるようになった。つまり実力が上がったということだ。これぞライバルの良さなのだ。
しかし、ライバルは嫌だという人もいるだろう。私も最初は競い合うのが嫌いで、ライバルは嫌だった。だからといっていつまでも競い合いから逃げていてはいけない。一生にたくさん競い合うことはあると思う。その時に備えてと思って、ライバルを作ればよいのではないか。
ライバルにも2種類のライバルがいる。良いライバルと悪いライバル。もちろん良いライバルの方が良いと思う。私はライバルと競い合っているうちに仲間、つまり友達のようになってきた。悪いライバルは友達のようにはなれないのだと思う。また、どんな手を使ってでも勝とうとするとしまいには実力も伸びるどころか、逆に下がるのではないか・・・。これが良いライバルと悪いライバルの大きな違いだと思う。
名言で「良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない」というのがある。ライバルも同じで「良いライバルを得たければ、まず自分が良いライバルでなければならない」のだと思う。それがライバルを作る方法だと思う。私はライバルがいて卓球が伸びたと思う。出来れば勉強の方でもライバルがいた方が良い。(笑)ライバルは色々な分野でいると思う。スポーツ・勉強・仕事・もしかしたら兄弟でもあるかもしれない。スポーツで相撲や柔道だと、大会などで決勝戦になるとほぼ同じ人と当たるらしい。それがライバルだ。私は卓球で強くなり、強いライバルが欲しい。
講評 nara
電話で話したように、「ライバル」を辞書でひくと「好敵手」と書いてあることが多い。ただの敵ではなく「好」が入っていることがポイントね。中国語で「好(ハオ)」というと「いい」という意味だ。その敵がいることで、自分も、敵自身も高め合っていける、そういう間柄がライバルだということだね。
今回は、課題フォルダの組み立てとは少し違った形で、先に2つの理由を出して、後半で「よいライバルとは」と考えを深めたのだね。これはこれでいいと思うよ。後半の内容は、よく考えられた。実感が伴っているということは、かず君自身によきライバルがいるからこそ、だね。
名言の引用もうまいなぁ。そのまま引用するだけでなく、テーマに合わせてアレンジしたところに工夫があるね。結局のところ、友達もライバルも、同じ土俵の上に存在するものなのだろうな。例えば、どんなにがんばっても、相撲の序二段の人は、横綱とは対戦できないものね。よき友、よきライバルを得ることは、自分を磨くことから始まるのだね。
今回の意見文はとてもよく仕上げられた。あとは、題材を広げていけばよさそう。具体例で、自分の体験談だけでなく、社会実例(多くの人が知っているような有名なライバル話)なども入れられるといいね。
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