国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の力・他人の助け   うつと

障害者に理解を示す」というより、きわめてビジネスライクな
対応だった。そこには、車椅子の一人暮らしは危険という無言の
メッセージはなく、アパートを貸す者と借りる者の「大人」と
「大人」の関係があった。障害を一つの属性としてもち人間を、
人間としてまっすぐに見ると。彼女の言う権利を私なら、「経験
を積み重ねてゆく自由をもつ権利」と呼ぶ。障害がこの自由をどれだけ阻むかは、その時代のその社会が、障害者をどう位置づけ、
その中で人と人との関係をどうつくっているかで決まる。

 確かに、障害者を助けることは、大切なことだ。助けてもらうことでそれだけ希望が湧いてくる。助けてもらえば、自分にもできることがあると。また、助けてあげるほうも障害者の気持ちがわかる。
助けてあげる人にとっても、助けられる人にとっても良い事である。

 
 しかし、障害者が自分の力で物事をやることも大切である。
自分の力でやることで、いろいろな面で力がつく。そして、
いろいろなことも学べるし、自分にできることを知ることも
できる。なにより、自分の力でやることは大切だ。自分の事は、
自分でやる。
 
 障害者を助けることも障害者自身がやることも大切である。

「脱皮できない蛇は滅びる」という名言があるように、
大切なのは、いつまでも助けてもらってばかりではなく
必要なとき以外は助けを呼ばず、自分の力で物事をやることだ。

   講評   kira

 守くん、こんにちは。バリアフリーの世の中をつくろうという事で、行政も民間も、様々の取り組みをしています。たとえば、物理的に段差のない街をつくろうと整備を進めたり、福祉の心得のあるひとを積極的に職場に登用したり、障害者がお互いに助け合って自立を図るグループホームをつくったり、学校で福祉の体験学習をしたり、アプローチの方法がたくさんあります。
 それでもいちばん大切なのは、心のバリアフリーなのですが、これがなかなか難しい。理解しあうことがいちばんの課題になっています。
 そこで異なるふたつの意見を挙げながら考えていったわけですね。まず、積極的に助けること。これはボランティアの体験などで実感できますね。また、自分が病気や怪我で不自由した時に手助けのありがたさが身にしみてわかります。どちらも、その身になってみないとわからないですね。何か体験談をあげていくといいですね。
 つぎに自分の力でやりとげる自由を与えてあげるということ。以前に私が車椅子の体験学習に参加した時、障害を持った人の講演がありました。そのおはなしで一番心につきささった言葉は「施設を訪れる人がみんな一様に『がんばってくださいね。』と言ってくださるのですが、その言葉がいちばん辛いです。」というものでした。というのは、障害者の入居施設は非常に整備されているのだが、ある程度の技能を身につけても社会には受け入れてくれる場がないというのです。だから「がんばりたくても、がんばりようがない。」
 この話を聞いて愕然としました。私たちは口先だけの手助けしかしなかったのではないか。障害者の人たちのあたりまえの自由を認めてないのではないかと。
 上記のような自分の体験がなかったら、読書体験を書いてもいいね。ヘレンケラーの話も生かせそう。何か社会的な実例を書いていくと内容が深くなります。
     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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