低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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夏のしるし デイジー
7月11日日曜日、お父さんとお母さんと私でせんきょのとうひょうに行きました。この日お姉ちゃんはじゅくのテストだったのでいっしょに行けませんでした。家に帰ってお父さんとおにわの草とりをしてやっと家に入りました。すると青空だった空がどんどんくらくなってきました。まるであくまが私たちをにらみつけているようでとてもぶきみでした。お父さんは2階のベランダに出て、
「ここに来てあっちの空をずっと見ててごらん。」
と西の空をゆびさしました。私はいそいで外に出てお父さんのゆびさす方を見てみました。するとピカッと雲と雲の間に光が見え、5秒位するとゴロゴロとカミナリがなりました。今にも雨がふりそうだったのでお父さんと私は家の中にすぐに入りました。ポツポツと雨がふり始めました。お父さんが、
「朝のうちにせんきょに行っといてよかったね。」
と言いました。お父さんの言うとおりでした。ポツポツ雨があっという間にザーザー雨になりました。時計を見るともうお昼すぎでした。お母さんはお昼ごはんの用意をしていましたが、私はお父さんと部屋のまどから西の空をずっと見ていました。すると雲のわれ目からいなずまが落ちました。私は、
「あっ!!」
と目をまん丸くしました。私は生まれてはじめていなずまを見たのです。お母さんもいなずまを見たのは何年かぶりだと言っていました。こんなことを話しながらお昼ごはんを食べていました。そのときまたすごいいなずまが落ちました。私たちはいきをのみこみました。でもいなずまは私とお父さんしか見まえせんでした。お母さんは反たいのほうを向いてすわっていたので見ることができなかったとくやしがり、
「ねえパパせきかわって。」
と言いました。お父さんはOKと言ってせきをチェンジしました。お母さんはこんどこそ見のがさないといわんばかりにずっとまどに目をこらしていました。そしていなずまを見ると、
「あっ! 光った!」
と言って、まるで子供のようによろこんでいました。
こんどはバラバラと音がしました。外を見るとビー玉くらいのひょうがふってきて、バンバンまどガラスに当たってまどがこわれそうでした。お父さんがいそいであちこちの雨戸をしめて回りました。もしひょうでカキ氷を作ったらどんな味がするのかなと私は考えました。
お姉ちゃんをじゅくのお迎えに行くときカミナリでけいたい電話が通じなくてとてもこまりました。今日一番うれしかったのははじめていなずまをみたことです。私は夏のしるしをやっと見つけました。それは夕立です。夕立はもう今日からつゆ明けなんだよ、夏本番だよというしるしです。
講評 nara
この前は、デイジーさんと話せなくてざんねん。はっぴょう会、大せいこうだったかな?
デイジーさんは、季節のことをからめた作文がとても上手。8月も夏らしい題材がたくさん見つかりそうだね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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