国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   インターネットの世界   ペンペン

 僕はインターネットをよく使います。図書館に行かなくても好きな時間に調べ物ができるし、ゲームなどもできてとても便利です。僕の両親は電車の時間を調べたり、外国の友達とメール交換をしたり、インターネットバンキング、そのほか買い物などは東京に行かなければ買えない物も簡単に買えるのでパソコンは、もうなくてはならない物です。しかし利用者が増えて最近では僕と同じ小学生が掲示板などのトラブルで事件を起こすことが増えています。
 インターネットでの事件のきっかけはほとんどが掲示板、チャットなどの交流系で起こると思います。資料を見ると実際3/4の人がけんかなどのトラブルを起こしています。最近の事件はすべて、同じクラスや学年の子と言う友達同士で掲示板などで話していて嫌なことを言われたりして事件が起きています。本当は掲示板とは全員知らない人と話をするのが新鮮で楽しいのだから、普段の友達とは学校で普通に話をすればいいのではないのでしょうか。ましてけんかやいじめをインターネットにまで持ち込んでしまったら家に帰ってまで嫌な思いをするのだから、もったいない使い方です。新聞で読んだが、ある学校のチャットで入室したら、みんなが退室していく・・という仲間はずれをしていることが載っていました。
 掲示板やチャットを楽しむなら、クラスメイトや普段の友達とは、
「ここのホームページに来てよ。」
などと、誘わない方がいいのかもしれません。むしろインターネットで学校以外の世界と出会うのが良いと思います。学校にもたくさんのコンピューターが整備されるなら、その分生徒のインターネットの利用率も上がります。インターネットをやっている子供の顔が暗いなら気をつけなければならないのかもしれません。
 もちろん掲示板は完全に悪いわけではない。僕もチャットだけはやることがある。掲示板は毎回こないと意味がないのでいちいち書き込みをしなければならないが、チャットならその日だけ行っても別に悪いわけではないからよくいく。ただの機械ではなくいろいろな人がいろいろなことを話すのでとてもおもしろい。
 インターネットの世界でも普段の生活と同じで、やって良いことと悪いことがある。基本は相手が嫌だと思うことはやらないことだ。それさえ守っていればいつもと違う楽しい世界を味わえる。パソコンやインターネットが悪いのではなく、問題は人間にあるのだ。

   講評   sato

インターネットにおける利点と問題点を具体的に書きながら、自分の意見をよく打ち出せていたと思います。気になったところは、全体の文章の中で「です。ます。」「である。だ。」が両方出てくることでした。これは、「である。だ。」に統一しましょう。では、まず第一段落。インターネットのプラス面を、自分→両親と広げながら挙げていったのは、パソコンが必需品であることが強調されていてよかったです。次にトラブルによる事件へと発展させたのも、いい展開ですね。大きな事件の後ですし、この問題を取り入れたほうが社会性や時事性が出ていいと思いました。第二段落は、このトラブルをさらに深く掘り下げていました。ここで資料を引用したり、新聞に書かれていたことを引用しているので、説得力がありますね。「もったいない使い方」が具体的にとてもよくわかりました。第三段落の「学校以外の世界と出会うのが良いと思う。」という主張には、大いに共感しました。学校の人間関係の延長として使う危うさ・複雑さが浮き彫りにできていてよかったです。第四段落は、掲示板のいい面に話を移し、第五段落で「インターネットが悪いのではなく、問題は人間にあるのだ。」と結論づける流れもよかったです。確かに主体は人間ですね。マナーを守って使うことで、楽しく有効に付き合う方がずっとメリットがあると思います。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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