国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   資源   シュシュ

 初心者の場合は技術からの発想である。対して、プロのほうは、資源からの発想というべきであろう。よく考えてみると我々の身のまわりにはかなり豊富に資源がある。ないのはそれを活用する技術であり、そこに目を向ける資源からの発想であった。今日、人類が直面している危機を乗り越え、新しい文明への道を拓くためには、発想を一八〇度転換して、技術からではなく、資源からの発想に切り換え得るかどうかが鍵となることであろう。私は目的のために資源を集めるのでなく、今あるものを活かして新しいものを作りだしたいと思う。
 そのための第一の方法は、今自分の近くに何があるのか、整理してきちんと知っておくことだ。例えば、冷蔵庫の中も整理しておけば買い物のときに余計な物を買わないですむし、無駄なく食べてゆける。冷蔵庫の中がぐちゃぐちゃだと、賞味期限の切れた古いアイスが冷凍庫の奥にへばりついていたなんてことがおこってしまう(実話)。同じように、私の学校の棚も整理されてないおかげでよくめんどうなことになる。わざわざ教科書をとるために後ろの棚まで行ったらなくて、おかしいと思って机を見たらあったりなんてことは日常茶飯事だ(爆)。これからは、私の整理をしないクセも冷蔵庫がぐちゃぐちゃな様に家系らしいのでしょうがないなんて思わずに、私には学校の棚だけでなく部屋なども整理整頓を心がける必要がある。周りにある資源を知っておけば、新しい発想によってそれを有効に使うことができるのだ。
 第二の方法は、社会全体でもっとリサイクルを推進していくことだ。私の小学校では、クラスごとにリサイクル係なんてものがあり、毎月牛乳パックと古切手の回収をしていた。資源がないからといって新しいものを求め、環境に悪影響を与えたりとリスクを負うよりは、そのように消費して残ったもの、つまり牛乳パックなどに目を向け役にたたせようと努力した方が良い。しかし、まだ現代のリサイクルに対する考えや態度は私も含めて甘いと思う。リサイクルと騒いでいても、結局はペットボトルの分別を市の決まりに出している程度で、心の底から環境の悪化を心配して資源を大切にしようと思っている人は何人いるだろうか。今年の夏は例年よりも暑いけれど、実際に一般人の目には悪化している様子が映らないからだと思う。しかし、目に見えて変化がわかる頃にはもう遅いのだ。戦後の高度経済成長で消費がもてはやされている時期もあったが、今大切なのは有る資源を無駄なく使うということだ。
 確かに、何でも手に入る時代の中、目的に沿った資源を集める方が楽かもしれない。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言のように、そこにある物から豊かな物を作ろうとするために考えることは大切だと思う。

   講評   miri


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