創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
先入観というものは・・?! さっC
花の絵を描き始める時、心は画用紙のように真白でありたいと思っている。いくらみなれた花でも「この花はこういう形をしているんだ」などと先入観をもって描き始めると、花にそっぽを向かれてしまうことがある。花の下にある葉の一つ一つを、さらにその下にある土の中の根の美しさを、花びらの中に描けるようになりたいと思っている。(要約)
「あの人はたぶん気が強い子なんんだろうなぁ」私は五年生になってからのクラスがえで一番に思った。この人はこわそう、あの子はおとなしそう、あの子は勉強がよくできる子なんだろうなと先入観で決めつけた。
「これはどうする?係のルーレット作るね。」
クラスの係決めで私は気が強いかなと思った子と一緒の係になった。私はおもいきっていろいろとその人に話し掛けた。最初はおずおずと聞いていたが、だんだんふつうに会話ができるようになった。私はあとから考えた。もしかしたらその子も私と話すのは気まずかったのかもしれない。あの子と話すのは気まずいなぁと思っていたのかもしれない。私は仲良くなれないかなと思っていた人と一緒によく話すようになれた。
「えー!このたべもの食べたくない。おいしくなさそうだもん。」
私はまだ食べたことのない、かたそうな肉みたいなものを食べなさい、と言われた。こんなかたそうなもの食べたらのどにひっかかると思い、ぶつぶつ言っていた。でもお母さんに食わず嫌いかもしれないから食べなさいと言われたからパクッと一口食べた。その瞬間、私はお母さんにごめんなさいと言うことになった。私がいやだと思っていた食べ物が思っていたよりも百倍おいしかったのだ。かたそうと思っていたのが、なんととろけるほどやわらかくてのどにひっかかるなんて思えないのだ。まるでじこくから天国にいったようだ。(たとえ)やっぱり先入観をするとそんだ。
先入観というのはそんだと思う。勝手にみためで考えるというのは自分にもそんだし他の人にも悪いと思う。だから私はあまり勝手にみためできめつけるようなことはしたくない。でも先入観ということで、みんなとおもいきってはなすとよかったし、これからはしない方がいいということを考えさせてくれたからよかった。先入観というものは、自分にもそんだし、他の人にも悪いとわかった。
「この食べ物、食べてみようかな。」
私は先入観をしないで美味しいと思っていった。
講評 jun
要約は、花の絵という具体例に的をしぼってまとめたところがわかりやすいです。
似た話は二つとも、誰にでも経験があるような話が書けたね。先入観で人や物を見てしまうということはよくありますが、見た目と実態が違うということが少なくないのも事実です。ところで、「かたそうな肉みたいなもの」って一体何だったのでしょう?
結びは、先入観を持たないことが大事という意見でまとめることができました。真っ白な心で物事を見ることはなかなかむずかしいし、ときには先入観がプラスに働くこともあるけれど、先入観だけで判断しないことが大切ですね。
▲「先入観をする」という言い方は不自然です。「先入観を持つ」などとしましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |