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　　　オランダで初めてのヘアカット　　　ウサリン

　「チョキチョキ、チョキチョキ」
今日、私は髪が長くなったのでヘアカットに行った。
私は、オランダで初めてのヘアカットだったので、
「どういう感じなのかな?」
と思った。
　私がビックリしたことは２つある。そのことについて紹介しよう。
　それは髪の毛を切る間、『立たされた』ということだ。どういうことなのかもっと詳しく説明しよう。日本のほとんどの美容師さんは自分が、
「高くてやりにくいな。」
とか、
「低くてやりにくいな。」
と思ったら、自分が立ったり座ったりしてやりにくさをなくすのだ。しかし、オランダの美容師は、自分がやりにくかったとしても自分は何もせず、髪の毛を切りに来ている人に、
「スタンダップ（立ってください）」
や、
「シッドゥダウン（座ってください）」
と言ってくるのだ。私は、
「日本では、常識なのに・・・・・・。信じられない。」
と思った。
　2つ目は、机の上にはちゃんとドライヤーがあったのにもかかわらず、『ドライヤーで髪を乾かしてくれない』ということだ。その時はあまり濡れていなかったし、まだ暖かかったので良かった。しかし、冬は冷蔵庫に入っているのかというくらい寒い。
　私は、
「オランダの美容院は全部こんな感じかな?」
と思った。けれど、かわいく髪を切ってもらうことが出来た。だけど、今度は他の美容院に行こうと思っている。
　　　　　　　　　　　

　　　講評　　　yuu

　　　　　　　　　　　　　　　
　まぁ、かなちゃん、オランダで初めての美容院では意外なカルチャーショックがあったようですね。とてもかわいらしい作文になりましたね。日本にいる親戚のみなさんも、喜んでくれるようなかなちゃんの可愛らしさたっぷりの作品ですよ。
　美容院の中の出来事に焦点を決めて、しっかり中心をしぼった良い構成になっていますね。
　会話文のカギカッコで改行するか、しないか、についてのお話を前回しましたが、第一段落のかなちゃんの思ったことの会話文は改行なしの続けた一文にしてしまうのも良いのではないでしょうか。
　その後、美容院の中での会話では、ぽんぽんとリズミカルな楽しい会話が続きます。とても軽快なリズムで、ユーモアたっぷりですね。
　日本とは違う美容師さんの対応に初めはびくりしてしまったね。髪の毛を切ってもらいながら、鏡の前で立ったり座ったりしているかなちゃんの様子を思い浮かべると、私もなんだか不思議な感じがしました。でも、とってもかわいいよね。
　ところで、カットを終えて、お気に入りのヘアースタイルは完成しましたか？ かわいくカットしてもらったけれど、今度は別の美容院に行くのね？（笑）
　「スタンダップ（立ってください）」・「シッドゥダウン（座ってください）」と、和訳もいっしょに書いてくれてありがとう。かなちゃんのやさしい心つかいの工夫が感じられます。そこで感じた、「日本では、常識なのに・・・・・・。信じられない。」というかなちゃんのひとことが最高ですね！！