国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ユーモア=笑い   うここ

 真面目な国から真面目をひろめにやってきた人もいるものだ。しかし、そういうひとは、もしかしたら欠陥人間と呼んでもいいかもしれない。ユーモアとは、命を運転して人生をわたっていくのに欠かすことのできないものだ。自動車のハンドルに遊びがあるからこそ自動車を安全に運転することができる。ユーモアというものは、論理で解釈できるものではなく、それを受信する感性の装置を備えているかどうかなのだ。つまり、ユーモアというものは、ユーモラスと感じるか感じないかというセンスの問題になるわけである。<<要約>>
 私の友達に、とても明るくて面白い友達がいる。その友達が明るい理由は、いつも笑っているからだと私は思う。しかし、笑っている、といってもただニコニコと微笑んでいるわけではない。ほんのささいな面白いことにも、まるで壊れてしまった人間のように、いつも爆笑するのだ。そうすると、その友達の笑いにつられて、こっちも爆笑してしまうのだ。結構前の話だが、クラスでお別れ会をするとき、学級委員を中心にして、お別れ会について話し合った。が、そこでハプニング発生。学級委員長の男子が、前に出てくる途中に、机の横にかけてある誰かのお弁当袋に引っかかり、こけたのだ。その瞬間、教室に笑っていいのか、黙っていたほうがいいのか、気まずい空気が流れた。でもとうとう我慢できなくなったその友達はガハハハと大口を開けて笑い出した。それを最初にみんな、そして先生までも笑い出した。その後の話し合いは、順調に進んだ。それはその友達のおかげで、初めての話し合いだという、学級委員長をはじめとした学級委員の人たち(全員で4人)の緊張が解けたからではないかと思っている。
 もう一人、私には明るい、というより楽しい友達がいる。もう本帰国してしまった友達だけれど、その友達と笑ったことを思い出しては、いつも思い出し笑いをしている。その子は、私と同じクラスで、しかも通っていた塾が一緒だったせいか、いつも一緒にいることが多かった。いつも私がボケた発言をしては、その友達が突っ込む。しかし、その突っ込みもボケているときがあり、そのときはさらに私が突っ込む。つまり、私たちはいつもボケた発言ばかりしていたことになる。その友達は、結構しっかりしていて、私と同じくらいの身長だと思えないぐらい大人びて見えるのだけれど、たまにボケた発言をする。例えば、授業が終わって休み時間になったと思ったら、「有紀トイレ!」と言ったり。そして、私はお決まりの文句「私はトイレではありません。」を言う。しかし、そのときその友達につられて「私はトイレです!」と言ってしまい、その後はいつもいつも「有紀トイレ!」と言われる始末。いつもいつも笑ってばかりで、次の日、二人そろってお腹が筋肉痛だったときもあった。でも、その子がいた間、とても楽しい毎日を送ることができたのは、本当に「笑う角には福きたる」と言うことわざのとおりになったからではないだろうか。
 もしもユーモアが、人間の人生になかったとしたら、人間は生きていかれないと思う。なぜなら、私には、ユーモア=笑いがない人生なんて考えられないからだ。「笑う角には福来る」ということわざがあるが、私は「笑った」こと自体が、福だと思う。なぜなら笑うということに幸せを感じない人はいないと思うからだ。私は、笑って笑って笑いまくって人生をすごしたいと思う。

   講評   ita


こんにちは、有紀ちゃん。前回は久しぶりのお電話だったのにお話できなくて非常に残念。でも送られてきた有紀ちゃんの感想文を読んで、この夏の成長をみることができました。字数も1400時突破、具体例もたっぷりで内容的に充実していると思います。よくがんばったね (^▽^)v
<第一段落>
 ユーモアのセンスは千差万別ですね。ポイントをうまくとらえた要約だよ。
<第二段落>
 一友人の明るさの理由を考え、そこから自分の意見を述べるなんてさすがだね、有紀ちゃん。体験実例も詳しく書けているので、明るさがクラス全体の雰囲気までも変えてしまう力があるということが伝わってきました。一つの事例から「どうしてそうなったのか」を考えながら書いている有紀ちゃん、さすがです。
<第三段落>
 これも友人のもう一つの例を出して、明るさが幸せを呼ぶということを書いたのね。この女の子はきっと以前の作文にも出てきた女の子ね。いつも笑いが絶えない友人を持つことができた有紀ちゃんは幸せだと思います。先生にも幸せのおすそわけをありがとう。
<第四段落>
 有紀ちゃんのいいたいことが凝縮された結びだね。これからどうしたいかまで書いている点がまたいいよ。「笑ったこと自体が福」だなんて名言です。
 ★段落を三文づつぐらいでつけてみると読みやすい文章になります。これを形式段落というんだね。次回詳しくお話します。それでは(^O^)/
           

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