創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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無駄遣いをやめよう!! りんご
これまでの近代産業技術は、つねに技術からの発想だったといえる。技術開発も、はじめに既存の技術があり、それをいかに修正するかの問題であった。設計図が先にあり、それに必要な資源は世界中から運んできた。その結果、石油やウランなど地域的に偏在のはげしい資源への過度の依存が起こり、それをめぐって各国のしのぎをけずり、国際的な正常の変化に一国の経済基盤が揺り動かされるようになったことは、今のエネルギー問題が雄弁に物語っている。そして今、有力な代替資源が見当たらないまま、石油資源の枯渇は目に見えはじめている。
私は、無駄遣いをしない生き方をしたい。前に述べてたように、今世界では、石油がものすごく不足している。だが、石油は私たちの生活になくてはならないものだ。石油はあらゆるものに使われている。服や食料、化粧品、そして一番多く使われているのは、車のガソリンだ。石油は多くのものに使われているが、石油だけをどんどん使ってゆくと、段々少なくなっていく。そうならないためにも、とても困難なことだが、石油以外のもので車を動かしたり、食料を作ったりできるようになればとても良いだろう。
無駄遣いしない第一の方法として、自分の周りにある物を上手く利用することだ。たとえば、交通手段だ。通勤、通学するのに、ほとんどの人は電車かバス、あるいは車を利用しているだろう。電車やバスには定期代がかかるし、車にはガソリン代がかかる。だが、自転車を利用すれば、お金が断然節約できる。当然、楽なのは電車や車やバスだが、自転車なら、節約できるし、健康にも良いだろう(笑)。
第二の方法として、物を最小限にして買う、使うことだ。私には、欲しいものがたくさんある。それは数え切れないほどある。だが、それを一つ一つ買ってしまうと、お金は一銭もなくなるだろう。余計なものは買わず、最低でもこれは必要だというものだけを買えば、お金を無駄に使わずに済む。私は、ついつい鼻をかむ時、ティッシュを余計に使ってしまう。ちょっとかむだけなのに5枚も取ってしまったり。これは明らかに無駄遣いだ。余計に使わないように気を付けなければならない。
確かに、物を買ったり、使ったりすることは大事だ。だが、使いすぎるのは良くない。「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である」という名言もあるように、無駄に物や金を使うと、自分自身にとっても、無駄になってしまう。私は、無駄遣いせずに生きていきたい。
講評 kiri
こんにちは。 今回の長文は料理の分野だけではなく、現代人の生き方への提言といった長文でした。きれいに要約できています。
<主題> 石油という世界的に不足しているものに目を向け、自分の生き方の主題が書けました。最後の「たしかに物を買ったり、使ったりすることは大事だ」というところは、「たしかに物を買ったり使ったりする必要があるときもある」としたほうが、必要にせまられているという感じが出るね。
<複数の意見> 第一の方法は「自分の周りにある物を上手く利用すること」そして、第二の方法は「物を最小限にして買う、使うこと」。第二の方法は「買うときも、使うときも必要最小限におさえる」としたほうが日本語として自然です。
<題材> この体験実例はわかりやすいものが書けたね。自転車を利用することも大事だし、ティッシュをついついたくさん使ってしまうこともよくしてしまうことだね。自分の体験例を挙げながら書いているので説得力があります。
<表現> ユーモア表現を意識して入れることができました。名言もきれいに入ったね。
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