低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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オリンピックとドーピング 175R
グラフから分かるように、オリンピックの歴史上、ドーピングの使用が検出されなかった年はほとんどない。ドーピングに対する罰則が強化されても、ドーピングは減っていない。では、どうすればドーピング違反が減るのだろうか。
第一に、スポーツをする人の自覚である。試合に勝ちたいという欲望は誰にでもあるものだ。ましてオリンピックは4年に一度の世界大会。違反をしてまで勝ちたいという気になるのかもしれない。しかしせっかく国の代表になれたのだ。代表権を勝ち取るのに涙を飲んだ人もいるだろう。そういった人の思いや国民の期待を、代表は背負って行くべきなのだ。
第二に、スポーツを観戦する人たちが自国の勝敗にこだわらないで素晴らしいプレーがあったなら大いに褒め称える、そういった心構えを持つことだ。自国の応援に熱をあげるばかりで他国のミスを願うということはいけない。国民が勝敗にこだわっていることが、選手へのプレッシャーへなりかねないからだ。。そう言った意味で、先日競泳女子800m自由形で金メダルをとった柴田亜依選手は、あまり周りから期待されなかったお陰でプレッシャー無く泳げたという。
確かに、世界の頂点を目指し努力するのは素晴らしいことだ。しかしオリンピックに出場することに誇りを持って参加することがまず第一であり、オリンピック開催にあたっての意図であると私は思う。その上で、4年間の努力を出しきった演技、競技ができたのなら、金メダルを上回る素晴らしい思いでになるだろう。
講評 miri
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