国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2566 今日2087 合計4653
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   幸福   こめ

 私は、貧困とされる国は元々幸福に生活していたのを「先進国」と呼ばれる国の人によって不幸にされるのは、よくないことだと思う。先進国は、金だけを幸福のものさしにして逆に人々の幸福を奪っているように見える。だから、金ばかりで幸福を測らないべきだ。そのためには、どうすればよいか。
 第一の方法としては、価値観について主観的ではなく、客観的に考えることだ。先進国の人々は、金を使わないで生活している人々を見て、不幸そうだと思っている。だが、それは間違っている場合もある。何十年も紛争でさえ起こってないという地域では、人々は平穏に暮らしている。だが、先進国の人々は、ここの生活を自分たちと同じように幸福にしてあげようと思ってしまう。元々金をあまり使わずに生活している人々は、本当に幸福なのは金があることだとは考えていなく、何か別のものが幸福の物差しとなっている。つまり、自分住んでいる地域に戦争がないことこそ、幸福だという価値観である。しかし、先進国とは価値観についての考え方が違うのである。価値観についての考え方を自己中心的に考えるのは、良くないことだ。
 第二の方法としては、先進国の生活を押し付けずに、もともとその地域にある文化を守ることだ。長文にあるように、文化を壊されたことにより、幸福を奪われた例は数限りなくある。先進国の生活よりも、自分たちの昔からの生活が最も良いと思っているはずである。だから、それを無理やり奪って先進国の生活を押し付けるのは、やめるべきである。その地域にある元々の文化は、人々にとって暮らしやすいようにできている。だから、文化を守ることこそ人々に幸福を与えるのではないか。
 確かに、先進国の人々から見れば、他国の人々の生活は不幸に見える。しかし、それは現実ではなく、錯覚である。幸福とは、金がたくさんあれば良いのではない。だから、金ばかりで幸福を測らないべきだ。

   講評   kamono

本当の幸福とは、自分たちが住んでいる地域に戦争がなくて、人々にとって暮らしやすい文化が守られていること、ですね。先進国の生活の押し付け、ではありませんね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)