国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   脱皮すること   すみすみ

 ら抜き言葉、若者の造語等、現代の言語についての世間の関心が高まっている。そもそも言葉は変化するもので、流れに任せれば自然に淘汰されるだろうという考え方と、美しい言語が文化の基礎であり、何らかの規範で維持する必要があると言う考え方との違いによる意見の対立がある。幅広い分野での論議が必要だ。
 これだけ社会がものすごいスピードで変化しているのに、古いものごとを維持し続けるのは無理だし、無意味だ。確かに、美しい言葉は文化の基礎であるかもしれない。しかしそれならば逆に、これから新たな文化を創りさらなる進歩を求めるならば、新しく変化した言語が必要になってくるのではないか。言語の早さからいえば、平安時代と現代を比べると、現代の方が何十倍も早くなっているそうだ。これはなぜか。社会の回転が速くなったからだ。社会は人とともに変化していくのだから、それに併せて言葉が変化していくのは当然であり、必要なことだ。
 しかし、古い文化を大切にすることは大事なことだ。それは日本の象徴であるし、日本という国に根ざした、その土地で使い良いように洗練されたものだからだ。いわば日本の成り立ちの芯であり、それを崩してしまえば国もだんだんと崩れてくる。そのように、新しい言葉と言っても全く新しい、何を元ともしない言語では無いのだから、その元を大事にしなくてはならない。何でも基礎練習が大事なように、言語においても元の元、基礎が大事である。
 新しく生まれてきた言葉・文化も、古い言葉・文化も、それぞれに使い道がある。要は、「脱皮できない蛇は滅びる」というニーチェの言葉のように、これという基本を守りつつ環境や時代に合わせて「脱皮」していくことが大事だと思う。<総合化>

   講評   kamo


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