国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   『ヤッタ〜〜〜!!!』   えうや

 「ヤッタ〜〜〜!!!」(書き出しの工夫)
 僕は、四年生の時に一番なるという体験をした。僕が一番運動会で燃えるのは、徒競走と、クラス対抗リレーだ。徒競走は、六人で走るのでいつも一番だった。しかし、クラス対抗リレーは、今まで一度も優勝していなかったので、リレーが始まる時はすごく緊張した。三年生のときでは、一人目の子がバトンを落としてしまって最下位の三位。そのため、いつもより「一位になってやる!!!」という気持ちが強かった。そのとき僕は一組だったけど、二組が優勝候補に上げられていた。しかし、クラスのリレーの選手と毎日練習をして、バトンの渡し方を統一したり、他のクラスや上の学年と練習で勝負したり、みんなで走ってタイムを計ったりして、少しずつ速くなっていた。僕は、今まで運動会では全てアンカーだった。この年もアンカーだった。
「位置について、ヨ〜〜〜イ、ドン!!!」
遂に、リレーが始まった。一番の子は、三組中二位だった。二番目の子からはそのままの順位で、四番目の子が抜かれて三位になってしまった。しかし五番目の子が二位を抜いて、そしてそのまま一位まで抜かした。二位にどんどん差をつけ、そして六番目の子もそのまま一位で、七番目の子がさらに差をつけた。最後の八番目、僕がスパートをかけてそのままゴールへ・・・
「ワ〜〜〜〜〜!!!!」
初めて一位になったことが嬉しくて、まるでオリンピックで金メダルを取ったかのように嬉しかった。
 ことわざで『雨垂れ石をも穿つ』というように、雨垂れでも長年にわたって石に落ちれば石にも穴があく。同じように、少しずつでも毎日毎日がんばって練習することによって、いくら可能性の低いことでもできるようになるということが分かった。今年ももうすぐで運動会だ。今年はクラスの子を見ると速い子がいっぱいいるから勝てそうだ。小学校最後の運動会なので、四年生のときのように練習をいっぱいやって、また優勝するぞ!!!

   講評   tama

今週は進級テストだったのに、大事な連絡を忘れていてごめんなさい。
 でも、見事に全項目◎です! おめでとう!! 普段の健くんなら大丈夫だと信じていましたが、やはりほっとしました。(^_^)



<構成> 題名と同じく、「ヤッタ〜〜〜!!!」という書き出しで始まりました。うれしかった気持ちが素直に表現できましたね。

<題材> 四年生の運動会のことを思い出して書いてくれたんだね。リレーは一人一人の力もそうですが、バトンの受け渡しがうまくできるかどうかで勝負が決まるといっていいほどだそうです。毎日、一生懸命練習して、見事に一等賞をとったんだね。みんなの努力と気持ちが結束した結果ですね。おめでとう!

<表現> 「まるでオリンピックで金メダルをとったかのように」と、最高の喜びを表現するたとえが書けました。健くんや、クラスのお友達が飛び跳ねて喜んでいる姿が、目に浮かびます。いいたとえが書けたね。

<主題> 少しずつでも毎日練習することで、良い結果が出せたのですね。「雨垂れ石をも穿つ」ということわざも、上手に引用できました。この体験を通して、こつこつと努力することの大切さがよくわかったんだね。いい体験を思い出したね。

 ちなみに先生は、五年生のときに、クラスで「りんごの皮むき競争」をしました(むいた皮の長さを競うのです)。それまではりんごの皮は母がむいてくれていて、自分でやったことがなかったので、毎日練習しました。おかげで家族は、毎日りんごばかり食べさせられるはめに…。(^_^;)
 その結果、上手にできるようになり、見事一等賞になりました。(大きなりんごを持っていくという作戦も成功しました(笑)。)

 今年の運動会も、このときのようにがんばって、一等賞になれますように。(^_^)v


 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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