国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   現代の専門化している人間について    アムロ・レイ

現代では学術研究の場においてだけではなく、企業活動の場においてもまた専門化がすすんでいます。ただ専門家というのは、いわば塀に囲まれた住居の中だけで外からの情報を得ることなく、生活している人みたいなものです。ところが、自分の専門外の事柄についてある程度理解することができ、思慮分別を言論を展開できる人たちがいるのです。専門家がきわめて精確な専門の事柄について語る場合でも、専門知識をもたない大衆にはむずかしくてついていけないのです。「エンドクサ」「人々に共通な見」というのは、常識にほかなりません。常識は言論の大きな基盤です。けれども上手な言論というだけではなく、知恵を補う言論ということになると、教養が基盤となるでしょう。
「私は専門的なちしきだけではなく、広く浅くにならないようにいろいろな教養をみにつけたい。」

「そのための方法としては第一に、好きなことや、得意なこと以外にも目を向けることである。」一つのことに熱中することはもちろんだいじですが、たまには他の事をしてみるのもなかなかいい勉強になるときがあります。他の人にすすめられてやったことがいい勉強になって、後に役にたったことがあったということもあるでしょう。また新聞でいろいろな記事を読んでみるのもいいでしょう

「私は新聞を読むようにと言われて、毎週読んでいた、はじめはおもしろくない記事や興味の無い分野ばかりでつまらなかったが、そのおかげでいろいろな人と話しを合わせることができるようになった。そのとき興味のない知識も役にたつなと実感した。

「確かに、一つのことに専念し、深く追求していくことも大切である。しかし「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまくつかえるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、私は、専門的な知識だけではなくいろいろな教養を身につけていきたい。」

   講評   hota

 電話でも話しましたが、以前に比べると、かなりよくなってきましたね。受験コースになって、かなり骨のある問題を、毎週休みなく書いていくというのは、それだけでも大変な労力を必要とします。それでも、続けていると必ず力がつきますから、頑張ってください。
 今回、要約はほぼよかったですね。よかったので、次回からは「常体(……だ。……である。)」で統一して書きましょう。文体はもうすべて常体で。要約する元の文が敬体(……です。……ます。)でも、常体に直して書きます。
 第一の方法とその「体験実例」もよかったですよ。ただ、やはり常体に直すことと、「他の人にすすめられてやったことがいい勉強になって、後に役にたったことがあったということもあるでしょう。また新聞でいろいろな記事を読んでみるのもいいでしょう。」の部分は語りかけになっているので、「他の人にすすめられてやったことがいい勉強になって、後に役にたったことがあったということもある。また新聞でいろいろな記事を読んでみるのもいいことだ。」と、自分の意見として言い切りの形に書いた方がいいです。
 結びの「反対意見への理解」と名言の引用もよかったので、あとは第二の方法とその実例が書ければバッチリでした。
 この調子で、ファイト!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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