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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   苦労は必ずいいことがある   さっC

 「立川さちえさん。おめでとう。」(書き出しの工夫)
私は四年生の時に全国児童画コンクールに絵を出して二千人の中の一人に選ばれたことがある。絵を描くのは私にとって大好きの中の一つだ。
 でも絵を描くのが大好きな私でもイライラするほどなんども下書きを考えた。そして「どうせ一位にならないのだから意味のないじゃない。」と何度もつぶやいた。今までの絵の中で一番苦労しただろうと思うほど書き直した。
 「あぁ、これもだめ。あれもだめ。」
私は一日中そんなことを考えていた。今になって考えるとなぜ気付かなかったのだろうと思う。でももうあの時になると頭がくるってしまうだろうとも思う。
 「あっ。これだ。こんな絵がいいよ!」
私は大きな声をあげた。わたあめを友達と楽しく食べている絵と決まったとき、私はもう嬉しくてたまらなかった。まるで心臓が天まで飛び上がっていくようだった。(表現)その時の感触はいまでも覚えている。
 決まってからはすらすらと描けた。絵の具で塗って墨汁でなぞって完成!私の手はカラフルになっていた。鉛筆で真っ黒になったところや、絵の具の赤や黄色、青の指。墨汁で汚れたところ。がんばったね。と指が言っているようだった。私の心の中はドキドキしていた。本当に完成しているのか不安になった。よく絵を見てたしかめて小走りでお母さんの所に行った。
 「お母さん、完成したよ。」
私はすました顔で言った。心の中は踊りたいくらいだったががまんをしていた。
 「立川さん、おめでとうございます。」
私の名前が学校のプレイルームの中で響きわたる。校長先生がメダルをくれた。みんなの視線が私の体にささってくる。足ががたがたふるえるのがみんなに気付かれないように祈りながらステージから降りた。
 人間は苦労するほどいいことがおきるとわかった。必ず神様が見ていると思う。(わかったこと)
 「二千人の中に選ばれるということを目指すには、やっぱり苦労をしなければいけないなぁ。」
私は少し苦労した事を嬉しく思った。五年生になっても全国児童画コンクールに絵を出そうと思った。

   講評   jun


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